住吉上能野地域に正月行事として伝承されている「福祭文」です。毎年一月七日の午後三時半から、上能野地域の小・中学校子供会で行われています。
福祭文は、種子島の各地域で実施されている正月行事です。正月の神に代わって、各家を訪れ門口から福祭文を合唱して、その家の幸福と繁栄を祈って祝います。そして、合唱が終わると、祝いもちを頂いて帰るのです。最近は、祝いもちの代わりにお菓子や、果物、ご祝儀などを頂くことが多くなっています。なお、前年に不幸のあった家とか、しめ縄が飾っていない家には回りません。
さて、写真一枚目は民家での福祭文です。子供たち、そして保護者が伴っており、元気な声で福祭文を唄っているところです。住吉地域では、玄関は閉めた状態で行います。
写真は、民家での福祭文です。明るいうちに行うので、留守の家が多いです。 | |
祝い餅は、家の玄関の中や門松付近に置いています。それを頂いて帰ります。最近は、餅の代わりにお菓子類も多くなっています。 | |
福祭文が終わると、祝い餅を大きな袋に入れます。この時笑顔になっています。 | |
二班に分かれて民家を回ります。保護者は祝い餅の入った袋を持っています。 | |
公民館で各民家から頂いた祝い餅を分配します。お餅やお菓子などです。 | |
じゃんけんでもらう順番を決めます。そして、袋に入れて持ち帰ります。 |
※ 2016年1月7日、西之表市住吉上能野の福祭文を撮影したものです。上能野神社、民家、能野焼窯跡、M上ストア、漁民センターでの福祭文、地域PTA会長の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。