全員でウミガメ放流
中種子町立岩岡小学校では、毎年8月にウミガメ放流を行なっています。昭和54年から行われており、30年以上続いている伝統行事です。
平成28年8月1日(月)、夏休みの出校日、近くの長浜海岸で、児童18名により、ウミガメ62匹が放流されました。今年はふ化が2週間早くなり、8月1日の放流となりました。
ところで、長浜海岸は、種子島で一番長い砂浜で約12キロあり、屋久津は長浜海岸の最南端に位置しています。毎年、100頭を超えるウミガメが長浜海岸に上陸し産卵しています。
岩岡小学校ではウミガメの採卵は、5月に行い、136個をふ化場で育ててきました。今回、5月の採卵分、66匹がふ化し、うち4匹は死んでしまい、62匹の放流となったものです。
ウミガメ62匹の入ったタライを海岸まで運ぶとともに、子供達は海岸まで歩きました。夏休み期間中、教頭先生は、ウミガメの世話をし、えさをやったり、水換えなどを行ない大事に育ててきました。
写真1枚目は、子どもたちは、1匹ウミガメを手に取り「元気でねぇ」とか声をかけながら放流しました。放流したウミガメは大きくなったら、きっと、この海岸に帰ってくるよ。
写真2枚目は、岩岡小学校前のウミガメふ化場です。5月の遠足で136個の卵を採卵しふ化場に戻していました。
ウミガメふ化場
ウミガメふ化場地盤沈下
写真3枚目は、6月に採卵した卵も、そろそろふ化してきそうです。地盤沈下が起こっています。
写真4枚目は、今回ふ化したウミガメです。体長は約10センチです。種類はアカウミガメです。オス、メスの区別は、よく見ても分かりません。62匹放流します。
ふ化したウミガメ
海岸まで歩く
学校近くの海岸まで歩いて行きます。学校から歩いて10分です。写真5枚目です。
写真6枚目は、岩岡小学校の北側にある長浜海岸です。写真中央右寄りの場所の砂浜からウミガメを放流します。長浜海岸の最南端部で、砂浜が終わる位置です。
長浜海岸
ウミガメの話し
海岸にて、今回ふ化したウミガメの話しをしてくれました。一人前の大きさの亀になる確率は、0.3パーセントです。写真7枚目です。
写真8枚目は、先生によるウミガメについてのお話です。放流されたウミガメが大きくなって、この砂浜で産卵してほしいですね。
ウミガメについてのお話
放流終了
写真9枚目は、無事、62匹の放流が終わった状況です。ひと目ウミガメの放流を見たいとのことで、学校を訪ねてきた人もいまして、一緒に放流もしました。
写真10枚目は、放流した後、里親さんから冷たいキャンデーなどが振舞われました。
キャンディーを食べる
おわりの会
写真11枚目は、無事放流も終わり、海岸での会も終わりとなりました。子どもたちは、再び、学校へ歩いて帰ります。
ウミガメ放流や留学制度については、中種子町立岩岡小学校(0997-27-9501)へお問い合わせてください。
※ 平成28年8月1日、種子島の中種子町立岩岡小学校児童による長浜海岸でのウミガメ放流体験の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、学校でのウミガメの様子、長浜海岸へ向かう様子、長浜海岸、ウミガメ放流の模様、管理人による放流の模様、一般参加者及び児童の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。