ふ化場前での記念撮影
平成28年5月20日(金)、中種子町立岩岡小学校春の一日遠足でウミガメ採卵を行いました。
岩岡小学校では、毎年8月に「ウミガメ放流」を行ない、昭和54年から始まり、30年以上続いている伝統行事です。
5月にウミガメの採卵を行い、学校のふ化場で育て、8月に放流を行っています。採卵には、1〜4年生15名が参加しました。
ところで、岩岡小学校では、特認通学制度・山村留学制度も取り入れており、平成27年度は、5名の留学生が地元の児童とともに学んでいます。そして、特色ある学校をめざし地域とともに児童の健全育成活動を行っています。
春の一日遠足の中で行われたウミガメの採卵の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、無事ふ化場に入れ終ると、記念撮影です。「卵を採りました」と元気に声を出しました。なお、ウミガメの放流は、夏休み期間中に行われます。
写真2枚目は、出発前に、岩岡小学校玄関前で会をしました。写真は、校長先生のお話しです。今回は、当方も自己紹介して、一日取材することを話しました。
岩岡小学校玄関前での会
海岸へ向かう
写真3枚目は、1〜4年生は遠足の始まりです。学校を8時55分に出発しました。
写真4枚目は、小学校北側にある平畑線を通り、県道588号線を上り、長浜海岸まで歩きます。
海岸まで歩く
海岸を歩く
写真5枚目は、学校を出て、約15分で海岸に到着しました。やや強い東風が吹いていました。海岸は、ご覧のとおり、砂鉄の海岸ですよ。黒くなっているところは、陰ではなく種子島自慢の砂鉄なんですよ。
写真6枚目は、今回、ウミガメ採卵を行うポイントです。5月4日に卵を産んでいました。ちょうど2週間経過しています。
採卵を行うポイント
スケジュール説明
写真7枚目は、海岸に到着すると、子供たちに今日のスケジュールを説明します。海岸清掃、カメの卵掘り、砂浜での遊びなどです。
写真8枚目は、子供たちによる海岸清掃活動です。ウミガメが産卵にくるためには海岸をきれいにしておく必要があります。結構海岸にはいろいろなごみがありますね。
海岸清掃活動
海岸清掃活動
写真9枚目は、海岸には、大小のゴミが多く打ちあがっています。いずれも人間に関したものが圧倒的です。
写真10枚目は、海岸の清掃が終わると、いよいよウミガメの卵を掘り出します。ポイントの下約60センチまで掘って卵を探します。
ウミガメの卵を掘り出す
掘り出したウミガメの卵136個
写真11枚目は、写真は、掘り出したウミガメの卵です。今回、136個採卵できました。大きさは、ちょうど、ピンポン玉くらいです。
写真12枚目は、こちらは、国の天然記念物「ムラサキオカヤドカリ」です。長浜海岸にも生息しているんですね。
ムラサキオカヤドカリ
砂浜での自由な遊び
写真13枚目は、砂浜での自由な遊びです。砂をかたどったり、スコップで水路を作って海水を流したり、造形を楽しみました。遊び上手!
写真14枚目は、お昼近くまで海岸で過ごしました。遊んだあとは、学校に帰ってきました。
学校へ帰る
学校でのお昼ごはん
写真15枚目は、学校の中庭でのお昼ごはんと休憩です。写真左は、小学校正門です。門を通ると左に掲示板があります。5・6年生は宿泊学習です。
ふ化場で卵を砂の中に戻す
写真15枚目は、ふ化場での卵を砂の中に戻します。深さは60センチほどです。なお、砂の環境温度によって、ウミガメの性別が決まるといわれています。136個を無事ふ化場に入れました。元気に育ってほしいですね。
なお、ウミガメの採卵や留学制度の詳しいことは、中種子町立岩岡小学校(0997-27-9501)へお問い合わせてください。
※ 2016年5月20日、種子島の中種子町立岩岡小学校で行われた春の一日遠足でウミガメ採卵を行った模様を紹介しています。この動画の中には、長浜海岸での清掃活動、採卵活動、自由な造形遊び、学校への帰着、昼食、採卵埋戻し、児童の感想などを収録しています。強風により風切ノイズが記録されています。また、音声は、低域カット処理しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。