種植え畑
令和元年5月15日(水)、西之表市立現和小学校で、3・4年生による落花生の種を植える体験が行なわれました。これは、11年前から行っているものです。現和校区が、ふるさと活性化事業表彰を受ける際に始めたことによります。
現和は、種子島での落花生栽培の発祥の地であります。当時、現和で開業医をされていた最上宏氏は、31歳の元気な青年村会議員として換金作物への取り組みに貢献しました。
そして、昭和33年に種子島落花生栽培初地之碑を建立しています。石材は、浅川から悪路の道をころを使って、運び出されたと今回栽培指導された鮫島さんが話されていました。現和校区民一丸となって記念碑を完成させています。
その記念碑の横の小畑での落花生の種を植える体験です。
写真1枚目は、写真右に種子島落花生栽培初地之碑が建立されています。その左の小さい畑に落花生の種を植え付けます。
写真2枚目は、今回落花生の種植えの指導をされた鮫島市憲さんです。市議会議員さんでもあります。鮫島さんは、記念碑に刻まれた羽生乙彦さんと親族関係です。子供たちに現和での落花生栽培についての話をしました。
落花生栽培の学習をする
種の植え方
写真3枚目は、落花生の種の植え方を教えています。作業は、いたって簡単です。すでに鮫島さんが植える準備はしていました。そして、千鳥足のように交互に植えます。
写真4枚目は、落花生の種は、一粒ずつ植えていきます。種を植えると、約1週間ぐらいで芽が出てきます。その後成長して、黄色の花を咲かせます。その花が落下することにより、土に中に種が増えて大きくなります。読んで字のごとくに成長するのです。花を咲かせたあと90日間で収穫できるようになります。
落花生の種の植え方
種の植え付け指導
写真5枚目は、指で穴を掘り、種は、15センチ間隔で植え付けます。鮫島さんが丁寧に植え方を指導していました。
写真6枚目は、種を植え付ける小さな穴を指を使ってあける作業です。
穴をあける作業
種植え
写真7枚目は、指で穴を開けたら、種を1粒入れて土をかけます。
写真8枚目は、種の植え付けが終わると、竹を差して、その先端部に名前を記入した札をつけます。自分の植えた場所が分かるようにしています。また、種を植えてから芽を出すまでにカラスでやられる被害が出ます。登下校中に子どもたちが通過する際にカラスがいないか注意することになっています。
名札をつける
感想発表
写真9枚目は、すべての作業が終わり、子どもたちが感想などを発表しました。準備などをしてくれてありがたかったと話しました。
学校に帰る
写真10枚目は、無事、落花生の種植えも終わりました。鮫島さんにお礼を言って、学校へ向かいました。収穫は、9月です。そして、収穫された落花生は、塩煮でゆがき、子どもたちに振舞われます。楽しみですね。
なお、落花生の種植え及びしおさい留学制度などの詳しいことは、西之表市立現和小学校(0997-25-0003)へお問い合わせてください。
※ 令和元年5月15日(水)、西之表市立現和小学校3・4年生による種子島落花生栽培初地之碑横の小畑での落花生種植えの模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、3・4年生記念碑前に集合、指導者鮫島市憲さんの落花生のお話し、落花生の植え方指導、児童による種植え、名札つけ、児童の感想、鮫島さんの落花生の成長の話し、学校へ帰る様子などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の学校活動:現和小学校3・4年生落花生種植え体験2019年】