1. ふるさと種子島>
  2. 四季折々の草花>
  3. 11月の草花>
  4. ダンチク

草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
イネ科ダンチク属の常緑多年草
【 和名・別名・学名 】
暖竹/別名ヨシタケ、Canna indica L.
【 撮影日時 】
2015年(平成27年)11月28日(土)/13時34分〜13時59分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市住吉広域農道沿い、上二つ川沿い
【名前の由来】
暖地に生え竹みたいに見えるため付けられています。

生態状況

ダンチクは、種子島でも多数生えており、海岸や川沿いでよく見かけます。ダンチクは竹みたいに高く成長し、3メートルを超えるものもあります。
葉の形がいいものは、「つのまき」を作るときに利用されています。「つのまき」は、昔、各家庭でよく作られていましたが、最近は見かけなくなってきました。灰汁でといだもち米のなかに小豆などを入れ、ダンチクの葉で三角形に包み、それを蒸していけば出来上がります。
地元では、ダンチクをネピアとも呼んでいます。大きな株を作って群生し、増殖の早いことが特徴です。

  • ダンチク
    ダンチクは、海岸や川沿いに生える高さ2〜4メートルの多年草の常緑植物です。開花時期は、8〜11月です。写真は、川沿いのダンチクの群生です。
  • ダンチクの花序
    先端部に30〜70センチの円錐状の花序でやや赤紫色を帯びています。
  • ダンチクの葉
    ダンチクの葉は、長さ50〜70センチで、幅は最大5〜6センチです。茎を抱き込むように葉をつけています。
  • ダンチクの茎・葉
    茎に抱き込むように葉は互生し、表面はやや光沢があります。また、先端部は枝垂れています。葉腋から枝を出すこともあります。
  • ダンチクの群生画像
    特に、川沿いでは、両岸にわたって大群生することもあります。

2021年(令和3年)11月3・24日(水)、西之表市住吉上能野深川線、下西国道58号線沿いで取材した、晩秋から冬にかけて茎の先端に円錐状の大きな花序を出し、赤紫色の小穂を多数つけたイネ科ダンチク属の常緑多年草ダンチクの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ダンチク 初冬のころ茎の先端に円錐状の大きな花序を出し赤紫色の小穂を多数つけた開花風景〜種子島の自然

2013.12.21〜