1. ふるさと種子島>
  2. 西之表市の情報>
  3. 鉄砲館新春特別企画展種子島と相撲

種子島出身の主な力士は、鶴ヶ嶺・若嶋津・横綱西ノ海

種子島開発総合センター(鉄砲館)で、鉄砲館新春特別企画展「種子島と相撲」が、平成30年1月11日(木)〜平成30年2月28日(水)まで行なわれています。

種子島は、昔から相撲が盛んです。道具も道着も必要ない相撲は、大人も子供もからだひとつで勝負できる最高の娯楽でした。

現在でも、わんぱく相撲、種子島相撲大会は種子島の大きな行事のひとつです。相撲の基礎知識や歴史を交えながら種子島出身の歴代力士、昨年の種子島相撲大会の模様などを展示しています。その特別展示展を撮影させていただきました。特別展示は、入場料は無料となっているものです。

なお、新春特別企画展「種子島と相撲」の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。

特別企画展示コーナー

こちらが、特別企画展示コーナーです。2月28日まで行われていますので、鉄砲館まで足を運ばれたらいかがでしょうか。

西村繁男作「おおずもうがやってきた」の絵本

こちらは、廊下に展示されている昭和55年に市営グランドで行われた大相撲種子島場所を題材にした西村繁男作「おおずもうがやってきた」の絵本です。当時の街並みや郷土力士などが描かれています。

若嶋津関の化粧まわし

若嶋津関の化粧まわしです。中種子町立増田小学校所蔵のものです。若嶋津は、昭和54年に増田小学校を卒業しています。平成24年に母校を訪れた際に現役時代に使用していた化粧回しを寄贈しています。若嶋津、種子島後援会、そして、中種子町のシンボルが書き込みされています。

幕下時代の若嶋津・中学時代の若嶋津

写真左は、幕下時代の若嶋津、右は甲南中学校時代の様子です。

種子島西之表市での凱旋パレードの模様

写真は、若嶋津全盛時代のものです。右下は、種子島西之表市での凱旋パレードの模様です。

種子島出身の主な力士三人横綱西ノ海、大関若嶋津、鶴ヶ嶺

種子島出身の主な力士三人です。横綱西ノ海、大関若嶋津、鶴ヶ嶺です。西ノ海は、下西川迎出身で、大正5年に第25代横綱となり、大正8年に引退しています。

鶴ヶ嶺

写真は、鶴ヶ嶺です。化粧まわしをしたものです。何と、三ツ鱗に、火縄銃が2丁描かれています。また、種子ヶ島後援会とあります。

大関時代の西ノ海

写真は、大関時代の西ノ海です。本名は、牧瀬休八です。明治32年に井筒に入門、種子島のしこ名で初土俵を踏み、星甲、錦洋をへて、42年関脇の時に西ノ海のしこ名を譲られた。大関を7年間つとめ、大正5年13場所目に優勝して、第25代横綱となります。

軍配展示

写真軍配です。昭和31年種子島巡業記念品として、当時の井筒親方から・井筒道義(初代鶴ヶ嶺道義=下家道義)が作成したものです。22代木村庄之助直筆で「一味清風」と書かれています。そして、翌年の32年に主催者だった西之表消防団へ贈られたものです。

昭和31年西之表巡業横綱土俵入り写真

写真は、昭和31年西之表巡業横綱土俵入りです。榕城中学校校庭で行われていたもので、隙間もないほどの多くの観客ですね。

勧進大相撲土俵入り之図錦絵

勧進大相撲土俵入り之図です。三枚で一組の錦絵です。鉄砲館所蔵の物は、中央の上部が欠落しています。当時の人気力士鏡岩、小柳が描かれており、一松斎芳宗画です。

力士のサイン色紙

写真は、サイン色紙です。右から、千代丸、琴奨菊、嘉風、高安、白鵬です。

相撲に関する豆知識

相撲に関する豆知識です。横綱は、御神木や磐座に張るものと同じ意味を持ちます。故に大変神聖な人なのです。だから横綱には、品格が求められるのです。強いだけでは真の横綱とは言えないのです。

種子島相撲掲示

種子島相撲は、1市2町持ち回りで、毎年11月に行われています。昨年は南種子町で開催されていました。その時の取組表、パソコンでの動画です。また、その上には、相撲書体で、取組表を掲載していました。

西之表市わんぱく相撲の模様

こちらは、昨年の西之表市わんぱく相撲の模様を掲載しています。また、ガラスケースの中には、洲之崎地区の郷土芸能「どすこい」の衣装を展示しています。種子島の各地に相撲を題材にした郷土芸能は、現存するのは、西之表市洲之崎の「どすこい」、南種子町島間田尾の郷土芸能「相撲取り節」です。

十五夜綱引すもう

種子島の集落によっては、十五夜に茅を練って綱引きのロープを作ります。綱引きをした後、公民館などで、そのロープを輪にして子供たちが相撲を取ったりします。写真は、下西下石寺地域の綱練りから綱引き、相撲取りの写真です。そのほか、上石寺、川迎でも行っています。

郷土芸能「どすこい」の衣装

郷土芸能「どすこい」は、慶応年間に三重県から洲之崎に訪れた人によって伝えられたとされます。当時、第25代島主種子島久尚公の御前で踊られたとの記録が残っています。現在、どすこい保存会によって、洲之崎恵比須神社の六月燈で奉納しているといいます。

わんぱく相撲の取り組み写真

写真は、昨年のわんぱく相撲の取り組みです。毎年5月の下旬ごろ開催されています。市内各小学校の男女がグループを作って取り組みが行われています。

※ 2018年2月22日、種子島開発総合センター(鉄砲館)で、新春特別企画展「種子島と相撲」の展示資料を紹介しています。この動画の中には、若嶋津の化粧まわし、全盛時代の写真、鶴ヶ嶺の写真、横綱西ノ海の写真、昭和31年西之表巡業相撲の写真、相撲の錦絵、力士のサイン色紙、種子島相撲の取り組み写真、わんぱく相撲の写真、仲良し相撲の写真、郷土芸能「どすこい」の衣装、昭和55年の種子島巡業相撲の絵本などを収録しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

種子島と相撲 種子島開発総合センター鉄砲館新春特別企画展

 
【撮影場所】
鹿児島県西之表市西之表種子島開発総合センター(鉄砲館)
【撮影日時】
2018年2月22日(木)/13時05分〜14時07分
2018.2.23〜