シカのわら人形
平成29年12月19日(火)、中種子町立南界小学校の近くにある古市家住宅地内で、3・4年生9名を対象にした縄文体験が行われました。
2007年に本村大津保遺跡で、日本最古といわれている「落とし穴」が発掘されて大きな話題となりました。また、大津保畑遺跡の北側の小園遺跡では日本最古の礫群も発見され歴史を塗り替えるような出来事もありました。
そういう歴史のある地域の南界小学校児童3・4年生が木の実拾い、拾った木の実を潰してクッキー状に焼き上げて食べることや弓矢を用いてシカとイノシシのわら人形を狙う狩りの体験をするものです。その体験の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、シカのわら人形です。イノシシのわら人形も作ってあり、狩り体験を行います。
写真2枚目は、拾った木の実を割る時に使います。
木の実を割る石
木の実拾い
写真3枚目は、古市家住宅管理事務所周辺での木の実拾いです。椎の木が多数あって、椎の実がたくさん落ちていました。
拾った木の実は、帽子の中に入れました。子どもたちもびっくりするほど落ちていました。写真4枚目です。
木の実拾い
木の実を分別する
写真5枚目は、拾った木の実は、容器の中に入れてその中に水を入れて、浮かんだ木の実は捨てる分別を行います。
写真6枚目は、石を使って拾った木の実を割る作業です。こちらは仲良しグループでしょうか。楽しく行っていました。また、子どもたちの服装が素敵でしょう。よく似合っていますよね。
木の実を割る作業
椎の実
写真7枚目は、割って取出した椎の実です。ピーナッツ状になっています。上手にむけていますね。
真8枚目は、水洗いした木の実をすり鉢を使ってすりつぶしている作業です。順番に交代しながら行いました。
木の実をすり潰す
芋と混ぜ練る
写真9枚目は、安納芋と混ぜて練り込みます。芋の甘味を利用します。
真10枚目は、練りあげた芋と木の実を食べやすい大きさにして、フライパンで焼きあげます。
フライパンで焼き上げる
焼きあがった芋と木の実
写真11枚目は、焼きあがった芋と木の実のクッキーです。芋の甘味で食べやすくなっています。。
真12枚目は、焼きあがったクッキーを食べているところです。試食してみたところ、芋の味の中にほんのりと椎の実の臭いがしていました。食べやすいでした。
クッキーを食べる
狩り体験
写真13枚目は、狩り体験です。竹、カズラ、で作った弓矢で写真のイノシシのわら人形をめがけて矢を放ちます。なかなか当たってくれません。縄文人も苦労していたんですね。
なお、縄文体験の詳しいことについては、中種子町立南界小学校(0997-27-9009)へお問い合わせてください。
※ 平成29年12月19日、中種子町坂井歴史公園内古市家住宅地内で行われた中種子町立南界小学校3・4年生による縄文体験の模様をダイジェストで紹介しています。動画の中には、イノシシのわら人形、児童による木の実拾い、木の実の分別、木の実を石で割って向きとる作業、木の実をすり潰す作業、安納芋と混ぜて練り上げる作業、フライパンで焼き上げる作業、弓矢の製作状況、木の実クッキーを食べる児童、手作り弓矢での狩り体験、児童の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。