ふ化場前で記念撮影
平成30年6月1日(金)、中種子町立岩岡小学校春の一日遠足でウミガメ採卵を行いました。
岩岡小学校では、毎年8月に「ウミガメ放流」を行なっており、昭和54年に始まり30年以上続いている伝統行事です。
5月下旬ごろにウミガメの採卵を行い、学校のふ化場で育て、8月に放流を行っています。今年は6月1日に行いました。採卵には、1〜4年生11名が参加しました。
ところで、岩岡小学校では、特認通学制度・山村留学制度も取り入れており、平成30年度は、5名の留学生が地元の児童とともに学んでいます。そして、特色ある学校をめざし地域とともに児童の健全育成活動を行っています。
春の一日遠足の中で行われたウミガメの採卵の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、無事ふ化場に入れ終ると、記念撮影です。「卵を採りました」と元気に声を出しました。なお、ウミガメの放流は、夏休み期間中に行われます。
写真2枚目は、出発前に、岩岡小学校玄関前で会をしました。写真は、校長先生の話しです。先生は話の中で、砂の中に卵を産む理由について子供たちに問いました。このあと、海岸へ向けて出発しました。
出発前の会
ウミガメが卵を産んだ足跡
写真3枚目は、学校を出て、10分ほどでウミガメの卵を採卵する長浜海岸に到着しました。ご覧の通りウミガメが卵を産んだ足跡がしっかり残っていました。
写真4枚目は、子どもたちによる海岸清掃です。今年は、海岸に打ちあがっているゴミが多かったです。特に浮き球が多く散乱していました。
海岸での清掃活動
拾い集められたゴミ
写真5枚目は、海岸には、大小のゴミが多く打ちあがっています。いずれも人間に関したものが圧倒的です。その中で国外のものが多いです。
写真6枚目は、今回、ウミガメ採卵を行うポイントです。海岸清掃が終わると、いよいよウミガメの採卵を行います。写真は、ウミガメの足跡が残っていたポイントです。浅い砂の中から卵が出てきました。
ウミガメの卵
採卵する
写真7枚目は、採卵している状況です。卵を産んで間もないこのポイントでは、ねばねばが多くあり、とてもやわらかだったと話していました。
写真8枚目は、卵は、ピンポン玉の大きさで、軟らかいので、取り扱いはつぶさないように気をつけます。このポイントで137個でてきました。
採卵する
採卵する
写真9枚目は、2ヶ所目のポイントです。ここでは先生が105個掘り出しました。やや少ない採卵でした。
写真10枚目は、採卵が終わると、砂遊びです。3グループに分かれてクジラ、種子島、カメさんなどを作りました。
砂の造形遊び
ウミガメさん
写真11枚目は、カメさんが海の中で泳いでいる様子を造形したものです。貝殻、ホンダワラなどを使って装飾しました。上手にできていますね。
写真12枚目は、自由な遊びです。波打ち際近くで、遊びました。その楽しかった遊びも終了です。
遊びの終了
採卵したバケツ
写真13枚目は、今回、242個を採卵しました。学校へ持ち帰り、ふ化場に埋め戻します。
写真14枚目は、自由時間のあと、学校へ帰ってきました。中庭での楽しいお昼ごはんと休憩です。今日のお弁当の中身は、美味しいものが詰められていました。
学校で昼ごはん
ウミガメふ化場
写真15枚目は、岩岡小学校のウミガメふ化場です。海岸で採卵したものを砂の中に戻します。
ウミガメの卵を埋め戻す
写真16枚目は、卵を砂の中に戻します。深さは50センチほどです。なお、砂の環境温度によって、ウミガメの性別が決まるといわれています。242個を無事ふ化場に入れました。元気に育ってほしいな!
なお、ウミガメの採卵や留学制度の詳しいことは、中種子町立岩岡小学校(0997-27-9501)へお問い合わせてください。
※ 平成30年6月1日、種子島の中種子町立岩岡小学校で行われた春の一日遠足で、長浜海岸でのウミガメ採卵を行った模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、学校出発、長浜海岸到着、長浜海岸での清掃活動、採卵活動、砂遊び、海岸出発、楽しい昼食、採卵埋戻し、児童の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の学校活動:岩岡小学校春の一日遠足ウミガメ採卵ふ化場埋戻し2018年】