種子島開発総合センター(鉄砲館)で、平成31年4月26日(金)〜令和元年6月2日(日)までの期間「ポルトガル展」が実施されてきました。
ポルトガルは、ユーラシア大陸の最西端に位置し、大西洋に囲まれ、国境はスペインです。国土面積は、9万1985平方キロで北海道より少し広い面積です。人口は約1023万人で、首都はリスボンです。ポルトガル人が初めて日本に来たのは、1543年鉄砲伝来時です。それをきっかけに、西洋文化が導入されてきました。パン、カステラ、コンペイトウ、天ぷら、カルタ、ボタンなどです。
1993年(平成5年)、種子島に鉄砲が伝わって450年を記念して、当時の西之表市長だった榎元修氏がヴィラ・ド・ビスポ市と姉妹都市の調印を行い交流が始まります。企画展では、姉妹都市に関係する写真、調印証書、メダル、それに関係するレプリカ等が展示されています。その企画展示物を撮影させていただきました。
なお、ポルトガル展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。
こちらが、西之表市と姉妹都市であるヴィラ・ド・ビスポとの展示コーナーです。
写真は、ポルトガルの情報、そして、手前には、昭和27年に児童らの絵画が初めてポルトガルに贈られた資料が展示されています。
昭和27年(1952年)第1回日ポ親善図書展の入賞者です。この時に、国上小と榕城小の2名が入賞していました。次がその時の賞状です。
これらの交流によって、昭和29年11月にポルトガルの少年少女から種子島の少年少女へ15世紀末に活躍したサン・ガブリエル号の模型が贈られました。写真で受け取っているのは、当時14歳だった種子島元子氏です。
写真は、昭和29年に贈られた帆船サン・ガブリエル号の模型です。
写真は、喧声砲のレプリカです。1978年12月24日、サグレス号船上でポルトガル軍令部長から西之表市に贈られたものです。
写真は、「ポルトガルとの出会い」のモビール(動く彫刻)です。手を連想させる2つの部分のぴったりとした組み合わせは友情を表しているという。ポルトガル文化センターから贈られたものです。
写真は、姉妹都市仮調印に関係するものです。左3番目、上から3番目の写真は、1992年ヴィラ・ド・ビスポ市を仮調印のために訪れた榎本市長と川脇市議会議長です。
写真は、帆船サグレス号、ポルトガル親善の旅、鉄砲伝来450年記念親善の旅のものです。右下に本調印書です。
写真は、手前が姉妹都市盟約調印書、楯や記念メダルなどです。
写真は、鉄砲伝来450年記念メダルです。
写真は、16世紀の火縄式銃、火薬入れ、刀剣のレプリカです。ポルトガル共和国大統領マリオ・ソアレス氏が日本ポルトガル友好450周年を記念して西之表市へ寄贈されたものです。
写真の右下手前がヴィラ・ド・ビスポ市に建設された種子島公園のモニュメントです。中央は、姉妹都市締結10周年記念で贈られた15世紀頃航海に使われた天体観測儀の模型です。右は記念メダルです。
現在の交流の模様です。2020年東京オリンピックでは、ポルトガルのホストタウンとして西之表市が登録されました。オリンピックに向けて、これから様様なイベントが予定されています。
展示コーナーでは、大型ディスプレーでファド演奏のマリオネットの市民会館での演奏のものが流されていました。
ポルトガルの展示コーナーです。直接鉄砲館でご覧になったらいかがでしょうか。
※ 2019年5月30日(木)、種子島開発総合センター「鉄砲館」で、ポルトガル展の展示資料を紹介しています。この動画の中には、ポルトガルの情報、第1回日ポ親善図書展の入賞者、モビール(動く彫刻)、展示物での写真、帆船サン・ガブリエル号の模型、鉄砲伝来450年記念メダル、16世紀の火縄式銃、火薬入れ、刀剣のレプリカ、ヴィラ・ド・ビスポ市に建設された種子島公園のモニュメント模型、花瓶、展示コーナーなどを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ポルトガル展〜ヴィラ・ド・ビスポ姉妹都市交流の軌跡〜種子島開発総合センター鉄砲館企画展】