1. ふるさと種子島>
  2. 四季折々の草花>
  3. 6月の草花>
  4. クワズイモ

草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
サトイモ科クワズイモ属の常緑性多年草
【 和名・別名・学名 】
食わず芋、Alocasia odora
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)6月19日(月)/10時16分〜10時20分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市古田屋久川林道沿い
【名前の由来】
サトイモに似ているが、食用にならない芋ということに由来します。

生態状況

クワズイモは、日当たりが悪く湿っぽい場所で、大量群生する常緑性の多年草です。中には、1メートルを超える大型も見かけます。
夏に花序を出していきます。その様子を写真中央付近に確認できます。鉢植えなど、何といっても観賞用の植物として、根強い人気があります。
種子島のクワズイモ素敵ですよ。

  • クワズイモ
    開花時期は、4〜7月です。高さは、通常、1〜1.5メートル前後が多いです。海岸の波打ち際付近まで生えていることがあります。石の間に根を張りだし丈夫に生えています。
  • クワズイモ茎・葉柄・仏炎苞
    花は、サトイモ科特有の肉穂花序です。仏炎包は、長楕円卵形で、長さ9センチ前後です。その下は、筒状で花軸を包み、中央付近が膨らんでいます。
  • クワズイモ茎・葉柄・仏炎苞
    葉柄は、太くて丈夫で長さは60センチ以上です。すでに仏炎苞は、枯れているものもあります。
  • クワズイモ葉・茎
    写真は、葉の初期の状況です。鋭い円錐状をして巻きついています。それが、ほどけて通常の平たい葉になります。
  • クワズイモ葉
    葉柄の先端に30センチ以上の巨大な葉をつけます。脈もはっきりしており、縁は大きく波打っています。
  • クワズイモ葉・葉柄・茎
    葉は、光沢があります。その巨大な葉をしっかりと支える丈夫な葉柄です。葉の長さは50センチを超えます。
  • クワズイモ群生
    通常、杉林で群生しています。巨大な根がむき出しなっていたり、曲がりくねっていることもあります。

2021年(令和3年)6月11日(金)、西之表市安城大野林道で取材した梅雨時期に花茎の先に肉穂花序を出し仏炎苞の花を咲かせたサトイモ科クワズイモ属の多年草クワズイモの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
クワズイモ 梅雨時期に花茎の先に肉穂花序を出し仏炎苞の花を咲かせた開花風景〜種子島の自然

2020年(令和2年)7月27日(月)、西之表市古田で取材した梅雨時期に肉穂花序を伸ばして仏炎苞の花を咲かせたクワズイモの開花及び果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
クワズイモ 梅雨時期に花茎を出し肉穂花序をつけ仏炎苞の花を咲かせた開花・果実風景〜種子島の自然

2013.12.17〜