シャニンの団子作り
平成30年11月10日(土)、西之表市立住吉小学校で、地域の方とのふれあい活動が行われました。
地域の高齢者の方々と子供たちが昔の遊びや郷土のお菓子作りを通してふれあい活動をするものです。
そのふれあい活動の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、家庭科教室での団子作りです。早朝から地域の方が手分けしながら、団子作りをしました。台風の影響で、かからの葉が不作で、シャニンの葉での団子作りとなりました。
写真2枚目は、すでに前日作られた「竹鉄砲」です。高学年は、この日に製作します。竹鉄砲は、通常、樟脳の実を使います。今回は、季節はずれですので、地元では、ダマの実を使います。
竹鉄砲
ダマの実
写真3枚目は、竹鉄砲に詰めるダマの実です。モクタチバナの実でしょうか。樟脳の実に比べて横から見るとやや扁平になっています。これで子供たちが思うように鉄砲が鳴らなかったかもしれません。
写真4枚目は、子供たちの登場です。シャニンの葉に団子を丸めながら包み込む作業です。今回、安納芋の団子とアヤムラサキ芋の団子2種類を作りました。
シャニンの葉に包み込む作業
団子を包んだ状態
写真5枚目は、団子をシャニンの葉に包み込んだ状態です。なお、シャニンは、ゲットウの葉などを使いますが、葉が硬いので、アオノクマタケランの軟らかい葉を使います。
写真6枚目は、安納芋の団子です。長楕円形に丸めて包みます。そして、20分間蒸すと出来上がりです。
団子を丸める
竹鉄砲で遊ぶ
高学年以外は、すでに竹鉄砲で遊んでいます。思うように鉄砲が鳴らずにおじいちゃんたちに聞いていました。写真7枚目です。
高学年は、鉄砲を作って試射します。おじいちゃんたちから作り方を熱心に習いました。写真8枚目です。
高学年の竹鉄砲作り
鉄砲を鳴らす!
実が適度に詰まると、パンという音を発して実が飛んでいきます。そして、白い煙などが出るとその醍醐味が得られるのです。結構子供たちは音の発しないことが多くありました。写真9枚目です。
写真10枚目は、鉄砲作りです。竹をノコで切り取っています。子供たちは真剣です。
竹を切る作業
蒸籠で蒸す
団子は、蒸籠で20分間蒸します。今は、金属製の蒸籠ですが、昔は、四角の木枠でできた蒸籠を使っていました。写真11枚目です。
写真12枚目は、鉄砲遊びです。子供たちの楽しい声が響き渡っています。
鉄砲遊び
蒸し上がった団子
20分が経過すると、美味しい団子が蒸し上がりました。シャニンの葉の臭いがたまりませんね。食をそそります。写真13枚目です。
写真14枚目は、体育館での交流です。出来上がった団子を食べながら話をしたりしました。そして、おじいちゃんたちも一人ずつ自己紹介しました。
体育館で交流
団子を食べる!
写真15枚目は、子供たちもおじいちゃんたちも出来上がった団子を美味しく食べました。
全員での記念撮影
写真16枚目は、全高齢者たちによる記念撮影です。今日は楽しい時間を過ごしましたと話していました。
地域の方とのふれあい活動に関する詳しいことについては、西之表市立住吉小学校(0997-23-8307)へお問い合わせてください。
※ 平成30年11月10日(土)、西之表市立住吉小学校で行われた本村地区老人クラブとのふれあい活動の模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、家庭科教室でのシャニンの葉での団子作り、校庭での昔遊んだ竹鉄砲作り、その遊び、児童による団子作り、老人クラブの竹鉄砲遊びでのコメント、体育館での安納芋及び紫芋の団子の試食の模様、老人クラブのメンバー自己紹介、児童による「にじ」の合唱、児童の感想、老人クラブの記念撮影などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の学校活動:住吉小学校地域の方とのふれあい活動竹鉄砲で遊ぶ・シャニンの団子作り】