安城小学校
西之表市立安城小学校では、昭和47年度から毎年、「漂流びん流し」を行っています。ビール瓶を使い、その中に、趣意書、返信用はがき、郷土安城や種子島などを紹介した作文、折鶴などの作品も入れて、密封した「漂流びん」を作り、安城港より漁船で、片道1時間30分をかけて黒潮が通る海上で漂流びんを投入し、漂着地の人々との交流を図る「漂流びん流し」の活動を行っています。
平成21年5月10日(日)、安城小学校20名の児童が参加しています。海岸で漂流びんが見つかりましたら、びんの中に返信用のはがきが入っていますので、ぜひ返信してください。
または、安城小学校[0997-23-7372]にご連絡してください。子供達が精一杯、夢や希望、期待をこめて作った漂流びんです。みなさまの温かい交流をお願いいたします。
写真1枚目は、西之表市安城下之町にある小学校です。南側の正門付近から校舎を写しています。
写真2枚目は、午前8時50分から、校長先生のあいさつのあと、学習発表会がありました。最初の発表は、「てっぽう伝来について」の発表。火縄銃の大きさ、飛距離、性能などよく調べていました。写真は、児童手作りの模擬銃です。
学習発表てっぽう伝来
学習発表皆既日食
写真3枚目は、2009年7月22日、今世紀最大の皆既日食が観測されます。もちろん、種子島でも南種子町門倉岬で1分52秒の皆既日食が見られます。その皆既日食について、日食の種類、日食を見るときの注意点など発表してくれました。
写真4枚目は、研究発表が終わると、「漂流びん」作りの活動です。担当の先生が漂流びん作りを説明しているところです。
漂流びん作りの説明
漂流びんに砂を入れる
写真5枚目は、漂流びんに砂を入れます。ビンがまっすぐ立って、適度に浮かせるために入れます。砂の量は、底面から約5センチです。保護者も一緒に活動します。
写真6枚目は、漂流びんがまっすぐ立って浮くか、実際に水の中に入れて確認します。
漂流びんが浮くか確認
漂流びんに入れる物
写真7枚目は、漂流びんの中に入れる物は、返信用のはがき、趣意書、作文などです。
写真8枚目は、漂流びんの中に入れる返信用のはがきに、自分の住所、名前などを記入してびんに入れます。はがきの表に名前を記入しているところです。
返信用のはがきに名前を記入
漂流びんに小物も入れる
写真9枚目は、子供たちが作った折鶴や小物を漂流びんに入れます。
写真10枚目は、漂流びんの中に入れる作業が終わると、ストーブでびんを温め乾燥させます。
漂流びんを温める
コルク栓をつめる
写真11枚目は、漂流びんの乾燥が終わると、コルク栓を詰めて密封します。この作業は、少し力が必要で、体重をかけて詰めます。
写真12枚目は、漂流びんにコルク栓を詰め終わると、ペンキで名前など目立つようにメッセージを書き込みます。
漂流びんにペンキで記入
漂流びんの出来上がり!
写真13枚目は、漂流びんが出来上がりました。びんの上部は、白く塗り出来るだけ目立つように大きな文字を書き込んでいます。
写真14枚目は、出来上がった漂流びんは、ビールケースに入れておきます。最終的にびんをチェックします。
最終チェック!
漂流びんが届いたよ!
写真15枚目は、平成20年は、愛知と神奈川で漂流びんが届いています。写真のものは、神奈川に届いた漂流ビン。返信が学校に届いています。
写真16枚目は、近くの安城漁港で昼食です。たまには外で食べるのもいいですね。
昼食は安城漁港で
船長へのお礼
写真17枚目は、黒潮が通っている海域まで行き、漂流ビンを流します。漁船で運ぶので、船長へのお礼の言葉を話しているところです。「返信が来ることを楽しみにしているので、届けてください」などとお礼を述べました。ちなみに、親子同士でした。
写真18枚目は、漂流びんを一人ひとり船長に渡しているところです。子供たちは、「よろしくお願いします」などと声を出していました。
漂流びんを渡す
出発!
写真19枚目は、漂流びんを黒潮海域まで漁船で運びます。いざ、出発です。岸壁には、子供たち、保護者見送ってくれました。このあと、漁港付近では、海岸清掃を行っています。
写真20枚目は、漁船で1時間30分かけて、やっと黒潮海域へ到達です。この日はナギており、太平洋とは思えないほど波静かでした。港を離れると、トビウオが飛んだり、イルカが出てきたりと楽しませてくれました。
黒潮海域で漂流びんを流す!
漂流びんを流した地点
写真21枚目は、漂流びんを流した地点は、北緯30度39分6177、東経131度34分7406です。安城漁港真東、50〜60キロの地点です。写真中央付近の白い部分です。
写真22枚目は、流された漂流びんは、ゆっくり北東方向へ流れていきました。平成20年は、流して4日目に愛知で拾われています。
流された漂流びん
漂流びんを見守る
写真23枚目は、すべてのびんを流し終わったところです。校長先生、PTA会長、関係者、しばらくびんの流れを見守っていました。早く届いてほしいと念じて。
帰港時に釣れたメバル
漂流びんを無事黒潮に流し終えて、安城漁港へ帰る途中、釣れたメバルです。色鮮やかな魚で、味も最高です。今夜の懇親会が楽しみ!!写真24枚目です。
なお、ウミガメの採卵や留学制度の詳しいことは、中種子町立岩岡小学校(0997-27-9501)へお問い合わせてください。