西之表市立安城小学校
西之表市立西之表市立安城小学校では、昭和47年度から毎年、「漂流びん流し」を行っています。ビール瓶を使い、その中に、趣意書、返信用はがき、郷土安城や種子島などを紹介した作文、折鶴などの作品も入れて、密封した「漂流びん」を作り、安城港より漁船で、片道1時間以上の黒潮が通る海上で投入し、漂着地の人々との交流を図る「漂流びん流し」の活動を行っています。
今回の活動には、生徒9名が参加しています。海岸で漂流びんが見つかりましたら、びんの中に返信用のはがきが入っていますので、ぜひ返信してください。または、西之表市立安城小学校[0997-23-7372]にご連絡してください。
子供達が精一杯、夢や希望、期待をこめて作った漂流びんです。みなさまの温かい交流をお願いいたします。
なお、今回、海上の悪天候でびん流しができていません。好天候の時に後日黒潮海域まで運び流す予定でいます。
西之表市立安城小学校では、
1.郷土の教育的伝統・自然を生かし、日本や世界の各地の人々と文通する機会を作り、日本や世界への理解を深め、国際協調の心情を育てる。
2.日本列島に沿って、北上している黒潮の実態を体験的に把握させる。
以上の目的により、特色ある教育活動を行っています。
写真1枚目は、西之表市安城下之町にある小学校です。北側にグランド、北東側に体育館があります。写真は、北西側から写しています。
写真2枚目は、種子島の主幹作物であるサトウキビについての学習発表です。さとうきびのできるまでや歴史など子供たちは詳しく調べていました。写真は、きびの植え付けの状況です。下の写真は、マルチ栽培の状況です。ふるさと種子島の写真を使ってくれてありがとうございます。
さとうきびの学習発表
アコウとガジュマルの学習発表
写真3枚目は、アコウとガジュマルについての学習発表です。クイズ形式でその違いを発表してくれました。種子島にもたくさんのアコウやガジュマルが自生しています。写真は、アコウの方がガジュマルより幹が大きいことを表現しているところです。
写真4枚目は、研究発表のあと、校長先生の講評です。さとうきびの学習発表では、詳しく調べていたことがよかったことや、アコウとガジュマルの幹の違いを人の手の輪によって表現したのは素晴らしかったことなど述べていました。
校長先生の講評
漂流びん作り方の説明
写真5枚目は、漂流びんを作る工程を説明しているところです。写真は、びんの中に入れるものを説明で、趣意書、はがき、てがみ、おくりものなどです。
写真6枚目は、漂流びんの中に入れるてがみです。何を書けばいいのか、戸惑う子供たちでしたが、お父さんやお母さんのアドバイスを受けながら書いていました。
てがみを書く
はがきの記入
写真7枚目は、漂流びんの中に入れる返信用のはがきに、自分の名前や住所などを記入しているところです。
写真8枚目は、日曜参観も兼ねています。特に、お父さんたちは顔を合わせる機会が少ないので、話も弾んだりします。
和やかな雰囲気の中での作業
びんの中に入れる
写真9枚目は、てがみやはがき、おくりものなどを作り終えると、びんの中に入れます。
写真10枚目は、ビンの中に作品などを入れ終えると、外でストーブによりびんを温めて乾燥させます。そのあと、コルク栓で蓋をします。
びんを温める
びんに名前などを記入する
写真11枚目は、びんに英語で、「message bottle」や自分の名前などをペンキで書いていきます。そうすると、拾った人が分かるようにね。
写真12枚目は、お昼近くまで海岸で過ごしました。遊んだあとは、学校に帰ります。仲良く手をつなぎ、歌いながら歩いて行きました。
漂流びんを持って記念撮影
写真12枚目は、漂流びんを持っての記念撮影です。一人二本ずつ製作しました。この後、全員での記念撮影もありました。
なお、漂流びん流しについては、西之表市立安城小学校(0997-23-7372)へお問い合わせてください。
※ 2014年5月11日(日)西之表市立安城小学校で行われた学習発表会や漂流びん流しの模様を撮影したものです。動画の中には、学習発表会や漂流びんの製作などを収録しています。なお、悪天候により出港、船積などは収録していません。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【種子島の学校:平成26年度安城小学校漂流びん流し message bottole】