安納こがねと安納紅の苗の違いを知る
平成29年5月15日(月)、西之表市立安納小学校で安納芋の苗植え付けるための研修会が行われました。これは、翌16日に安納芋を学習農園で植え付けるための勉強会です。
安納地区は、農業が盛んで、焼き芋の定番となっている「安納芋」の発祥の地として有名です。その有名になった安納芋を児童自らの手によって、苗を植え付け、草取りも行い、そして、秋には収穫も行います。
その安納芋の研修会の模様を写真と動画で掲載しています。
写真1枚目は、安納芋には、2種類あります。安納こがねと安納紅です。皮の色の違いはありますが、両方とも中身は同じ色で安納芋です。その2種類の苗を比べたのが写真です。葉と葉柄の付け根を比べてください。色が違うでしょう。左が、安納紅、右が安納こがねです。紅色と緑との違いで判別できるんですよ。
写真2枚目は、苗研修の講師は、中園ファームの中園講師です。今年は、PTA会長でもあります。
中園講師
安納芋の苗
写真3枚目は、実物の苗で、先端部の若葉の次の下部分の葉腋のひげを確認しています。そのひげが重要な役目を持っています。
写真4枚目は、これは、果実根の説明です。ひげ根が3本出て、このうち2つには果実がなるが、残りの1本は土からの栄養分を吸収するためにあるということを学びました。
果実根の説明
苗の果実根
写真5枚目は、果実根を実物を使って、子どもたちも確認しました。
写真6枚目は、苗の植え方の説明です。苗は、舟底植えします。先端部の若葉は、必ず出しておきます。
苗の植え方
安納芋
写真7枚目は、収穫するときの注意点です。芋を傷つけないように収穫することは大事です。傷がついてしまうと、商品価値がなくなってしまいます。
写真8枚目は、昨年、学習農園で収穫した安納芋は、熊本地震に被災地にも届けました。そして、学校で使った残りは、中園ファームで買い取っていただきました。それを青果用として、中園ファームでは、北九州青果市場に種子島の安納芋として出していました。その市場の模様を写真を使って見せてくれました。
青果市場も学ぶ
校長先生のお話し
写真9枚目は、校長先生のお話しです。その中で、安納芋をどうして、学習農園で植え付けたり、収穫するのかを子供たちに問いかけしました。安納地区では、安納芋の栽培が盛んに行われており、大事な農産物となっています。今では、種子島の特産品として、高い評価も受けています。その安納芋を植えることによって、農業の大事さも認識することが大切など話してくれました。
なお、安納芋などの詳しいことは、西之表市立安納小学校(0997-25-0663)へお問い合わせてください。
※ 2017年5月15日、種子島の西之表市立安納小学校で行われた安納芋苗植え付け研修会に模様をダイジェストで紹介しています。この動画の中には、安納芋の苗の植え方、安納紅と安納こがねの苗の見分け方、苗の果実根、青果市場の模様、冷凍焼き芋、児童の感想などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。