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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
ラン科ガンゼキラン属の多年草
【 和名・別名・学名 】
鶴頂蘭、Phaius tankervilleae
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)5月25日(木)/12時00分〜12時07分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市いこいの森周辺
【名前の由来】
咲いた花の形を鶴に見立てたものに由来します。

生態状況

カクチョウランは、絶滅危惧指定になっている植物です。鹿児島県では絶滅危惧1、環境省カテゴリーでは絶滅危惧1Bとなっています。
今やほとんど自生しているものを見る機会がありません。カクチョウランは、種子島が北限で、屋久島、奄美大島、沖縄、中国、インド、東南アジアなどに分布している大型のランです。
通常、尾根間などの谷間の湿地帯に自生しています。カクチョウランの開花は、4〜6月といわれており、すでに見頃は過ぎているものです。
鮮やかな紫色のバルブが目立ちますね。

  • カクチョウラン
    カクチョウランの花期は、4〜6月とされています。こちら種子島でもほとんど見かける機会がありません。鶴が舞飛び立つような雰囲気を感じさせます。
  • カクチョウラン花・花茎
    写真のカクチョウランの高さは、60センチ以上あります。その二株に花をつけているものです。
  • カクチョウラン花・花茎
    写真の場所は、カクチョウランが自生するには厳しい状況の環境です。スイレンが開花する時期に払われることです。
  • カクチョウラン花・花茎
    珍しい大型のランですので、盗掘の多い植物です。やはり、自然のままで自生させるのが、その美しい容姿を楽しめるんですけどね。
  • カクチョウラン
    2018年も無事開花してくれました。静かな森でひそやかに咲かせている様子は素晴らしいですね。【平成30年5月29日撮影】
2014.6.10〜