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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
キク科サンシチソウ属の多年草
【 和名・別名・学名 】
水前寺菜/別名/ハンダマ、Gynura bicolor
【 撮影日時 】
2016年(平成28年)5月26日(木)/10時51分〜10時56分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市上西大広野
【名前の由来】
***

生態状況

スイゼンジナは、沖縄や奄美では野菜として栽培。種子島でも食用にしています。それが野生化しているのでしょう。
スイゼンジナの原産地は熱帯アジアといわれています。18 世紀ごろ中国から日本に伝わり、九州では熊本市の水前寺で栽培されていたことからスイゼンジナと呼ばれています。
頭花を見ると、紅色と黄色が混在しています。おそらく黄色から紅色に変化するのでしょう。

  • スイゼンジナ
    初夏のころ、黄色あるいは、橙色の花を咲かせます。そのころ、種子島では、アサギマダラが花の蜜を吸うために集まっています。
  • スイゼンジナ黄色の頭花
    夏に咲く花は黄か橙色で、1.5〜2センチの小さな頭状花です。次第に、紅色に変化します。
  • スイゼンジナ白い綿毛状の頭花
    5月下旬ごろになると、白い綿毛状になっています。これが多くなると、アサギマダラは去ってしまいます。
  • スイゼンジナ二色の葉
    スイゼンジナの特徴は、葉色が二色あることです。表が濃緑、裏が濃紫色をしています。葉質はやや厚めです。
  • スイゼンジナに寄ったアサギマダラ
    たくさんのアサギマダラが集まっていました。強力な誘引植物です。全く逃げる気配がありません。

2022年(令和4年)5月3日(火)、西之表市県道581号線上西広野で取材した初夏のころスイゼンジナに寄り集まったアサギマダラの蜜を吸っている模様を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
初夏のころスイゼンジナに集まったアサギマダラ 令和4年5月3日〜種子島の自然

2013.12.21〜