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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
サトイモ科コンニャク属の多年草
【 和名・別名・学名 】
山蒟蒻、Amorphophalus hirtus var. kiusianus
【 撮影日時 】
2021年(令和3年)5月3日(金)/10時43分〜11時20分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市深川十三番線沿い
【名前の由来】
***

生態状況

ヤマコンニャクは、山間部の日当たりの悪い雑木林の縁付近及び杉林の中に自生する絶滅危惧植物になっている多年草です。日本では、九州南部から南西諸島に分布するとされています。
草丈が1メートルを超える大型の植物です。
【注意】文中の数値データは、撮影時の実測値です。

  • ヤマコンニャク
    花期は、4〜5月です。花径の先端部に長さ10.8〜23センチの仏炎苞の花序を出します。仏炎苞の長さは、9〜21センチで、幅は4−10センチです。肉穂花序の暗緑色の部分は、長さ5.5〜14センチ、太さは2.5〜3センチです。
  • ヤマコンニャクの花茎
    草丈は、54〜112センチです。平均的には、85センチほどです。花茎の根元付近の直径は、1.5〜3センチです。花茎の周りに葉茎が出ています。
  • ヤマコンニャクの葉茎
    葉茎の高さは17〜54センチ、葉の広さは、直径24〜45.5センチです。複葉は、茎から3つに分岐し枝に互生して小葉をつけます。分岐した枝は、I字、Y字の2種類あります。I字の場合は、8枚の小葉、Y字の場合には、13枚小葉をつけています。
  • ヤマコンニャクの葉茎
    葉茎の羽状複葉で、小葉は、1つ対生したり、互生したり、3裂したりと不ぞろいで、不思議な形状です。小葉の長さは2.8〜13.5センチ、幅は1.3〜4.5センチです。
  • ヤマコンニャクの花茎と新葉
    花茎のそばに新葉が出ていることもあります。高さは、63センチです。新葉は、内折になっています。そして、葉の先端は尖っています。
  • ヤマコンニャクの仏炎苞に包まれた肉穂花序
    仏炎苞の下部は、太さ2〜4センチの暗緑色で白い斑点があります。花の内側も暗紫色で斑点があります。
  • ヤマコンニャクの仏炎苞に包まれた肉穂花序
    仏炎苞に包まれた肉穂花序は、7月には青、赤色の果実を密につけ、鮮やかに目立つようになります。
  • ヤマコンニャクのトウモロコシ状の果実
    7月には、肉穂花序が大きく熟し直径1センチくらいの小さな果実をトウモロコシみたいになります。長さは、20〜23センチです。【令和2年7月11日撮影】
  • ヤマコンニャクの群生の画像
    杉林のなかで、熟したヤマコンニャクの果実です。なんとも不思議な光景を楽しめます。【令和2年7月11日撮影】

2021年(令和3年)6月20・26・29日(日・土・火)、西之表市深川十三番線、武部平園線、古田能野線沿いで取材した、梅雨時期に花茎の先にトウモロコシ状の果実をつけたサトイモ科コンニャク属の多年草ヤマコンニャクの果実風景などを紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ヤマコンニャク 梅雨時期に花茎の先にトウモロコシ状の果実をつけた乱立風景〜種子島の自然

2021年(令和3年)5月3日(月)、種子島の西之表市住吉深川十三番線道沿いで取材した初夏のころ雑木林の縁付近で、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけたサトイモ科コンニャク属の多年草ヤマコンニャクの花をつけた開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ヤマコンニャク 初夏のころ花茎の先端に長卵形の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけた開花風景〜種子島の自然

2020年(令和2年)7月11日(土)、種子島の西之表市住吉及び安城で取材した梅雨の終わりごろ雑木林の縁付近及びスギ林の中で、サトイモ科コンニャク属の多年草ヤマコンニャクの果実風景を紹介しています。などを流しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ヤマコンニャク 梅雨の終わりごろ棒状に多数の果実をつけた果実風景〜種子島の自然

2021.5.22〜