種子島開発総合センター(鉄砲館)で、令和2年12月2〜24日(水・木)の期間、鉄砲館企画展「市史を編む 地域資料展」が実施されています。
展示室には、各地域での古文書、牧に関する古文書、また、市民から寄せられた写真などが展示されています。また、上西の地域支援員からは、伊勢神社境内に咲くヤッコ草の写真などが掲示されていました。その企画展の展示資料などを撮影させていただきました。
なお、市史を編む 地域資料展の詳しいことは、種子島開発総合センター(鉄砲館)(0997-23-3215)へお問い合わせてください。
こちらが、市史を編む地域資料展です。なお、入場料は無料です。
下段の資料は、唐話日用集です。この文書は、江戸時代、安城村庄屋長野家に保存されていたものです。中国語・日本語の会話集。
上段は、甑島島民の生活の苦しさを訴え、移住を願出る公文書です。
移住記念碑の設置されている場所を地図上に示しています。また、記念碑のないものも紹介しています。
写真は、現和武部の製鉄釜の絵図です。ひょうたん型の三日釜です。
写真は、伊関浜脇正立寺の縁起です。正立寺の前身は、国上村本法寺の塔頭生善院の一庵だった。安政三年六月晦日伊関村が国上村から分立する際、寺名を同年十月八日正立寺と名付け、伊関浜脇に移された。
写真は、現和院房遺跡です。中央に出土した土器片です。右上は、その遺跡から出土した越州窯青磁破片で、平安時代の種子島を探る上で、極めて貴重な逸品です。
写真は、現和榎本家所蔵のせい瀬にまつわる伝記です。榎本家の惣人数三十余人が小舟にのって磯遊びをしていたが、大波を受けて1人を残して皆死んでしまった。残った貝太郎にことよせて、貝太郎瀬と伝えるようになった。留守に一人置いていた下女1人と貝太郎が生き残った。榎本氏は、現和村地頭であったことから「殿瀬」、「貝太郎瀬」、「榎本瀬」などとも呼ばれている。
写真は、下西上石寺塩屋牧の由来です。領主種子島氏の命により、西之表上西大崎より五郎右衛門を上石寺の地に移住させ、塩屋牧地をもらい大瀬の岡に塩屋を一軒建て、製塩を始めた。毎年、七十九俵(二斗四升入り)を租税として納めた。
写真は、馬切り鋏です。沖ヶ浜田には、馬の耳切りに利用された種子鋏が現存し、祭事具として厳重に管理されている。
写真は、安城下之町の仮屋跡です。仮屋とは、島主が地方を回った時に宿泊した仮の住まいです。
写真は、上西校区地域支援員による伊勢神社のヤッコソウに関する写真などです。ヤッコソウは、スダジイに寄生する植物で冬に開花します。
写真は、市民から寄せられた写真や民俗資料などです。
写真は、旧古田中学校校舎です。撮影された日は不明ですが、種子島では大雪が降っていますね。
写真は、昭和29年の伊関小学校木造校舎です。位置は、現伊関公民館の西側です。
写真は、郷土史、民俗史、研究誌などです。
写真は、和田さんが寄せた昭和59年7月に撮影した城之浜の埋め立て工事の模様です。
写真は、下村さんが寄せた昭和37年7月安納飛行場での「零戦黒雲一家」ロケの1枚です。
写真は、池田集落のヤートセーです。池田のエビス祭で奉納されたものでしょうか。
※ 2020年12月23日(水)、種子島開発総合センター「鉄砲館」で取材した「市史を編む 地域資料展」の展示資料を紹介しています。この動画の中には、展示コーナー、展示資料、市民から寄せられた写真などを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【西之表市史を編む 地域資料展〜種子島開発総合センター鉄砲館企画展】
※ 2021年1月5日(火)、種子島開発総合センター「鉄砲館」で「市史を編む地域資料展」の展示資料の西之表市立図書館長鮫嶋安豊氏による特別解説の模様を紹介しています。この動画の中には、国上浦田小島、スダジイに寄生する植物薬効層、安城下御山岡大神、安姫と又四郎伝説、岡山神社、仮屋跡、妙泰寺、石塔、種子島の牧、国上湊の牧、上石寺の牧、立山野木武田家の牧、武田家の住宅についての解説を収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【西之表市史を編む 地域資料展 鮫嶋安豊氏による特別解説「国上小島〜牧編」〜種子島開発総合センター鉄砲館企画展】
※ 2021年1月5日(火)、種子島開発総合センター「鉄砲館」で「市史を編む地域資料展」の展示資料の西之表市立図書館長鮫嶋安豊氏による特別解説の模様を紹介しています。この動画の中には、現和木原家に残るせい瀬伝説、現和院房遺跡の出土した越州窯青磁破片、甑島の移住について、安城長野家に残る中国語・日本語の会話集唐話日用集、昔の小学校の写真、石原裕次郎の零戦黒雲一家のロケの時の写真など市民から寄せられた写真の解説などをを収録しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【西之表市史を編む 地域資料展 鮫嶋安豊氏による特別解説「現和せい瀬伝説〜懐かしい写真編」〜種子島開発総合センター鉄砲館企画展】