種子島の各地域に伝承されている郷土芸能の年間行事をまとめたものです。過去の実績で推定していますので、正確なデータではありません。奉納サイクルも各地域でまちまちです。観覧される場合は、奉納される前に各行政機関、自治公民館長に連絡して確認してください。
月 | 日 | 郷土芸能名 | 奉納場所・内容 |
---|---|---|---|
1 | 1 | 宝満御神楽 | 南種子町茎永宝満神社 毎年元旦に行われる祭典です。その年の無病息災、五穀豊穣、大漁、家内安全などを祈願して御神楽を奉納しています。 |
1 | 7 | 福祭文 | 西之表市川迎、沖ヶ浜田地域、他種子島全域 福祭文は、種子島の各地域で実施されている正月行事です。正月の神に代わって、各家を訪れ門口から福祭文を合唱して、その家の幸福と繁栄を祈って祝います。 |
1 | 11 | 大的始式 | 西之表市栖林神社 栖林神社の弓場で直径5尺8寸(175cm)の大的を射て、無病息災などを祈願とする古式ゆかしい行事です。 |
1 | 14 | このみやじょう | 西之表市川迎、西俣、湊地域、他 このみやじょうは、種子島の各地域で実施されている正月行事です。1月14、15日の小正月に行なわれ、蚕のまゆににせた四角に切られた切り餅をやなぎやコヤスギの小枝にさし、門木や家の中の柱に飾って蚕の豊作を祝います。 |
1 | 14 | 破魔(ハマ) | 西之表市現和下之町、西俣、ほか ハマは、現和地域に伝承されている正月行事で、神社境内にて手作りの輪を転がし、両サイドから棒で輪を突く行事で、その年の無病息災などを祈願しています。 |
1 | 15 | 蚕舞(カーゴマー) | 南種子町上中仲西地域、他 正月行事として伝承されている「蚕舞(カーゴマー)」は、毎年一月十五日に家内繁栄、無病息災などを祝う行事です。蚕舞は、読んで字の如く蚕に似せた踊りで、青年男子が白頭巾に白足袋、着物姿で女装して各家庭を回り、扇子を持って優雅な舞を披露します。 |
3 | 上旬 | 下中八幡神社お田植祭 | 南種子町下中八幡神社 その年の豊作を祈願して、白米のお田植祭を行っています。この祭は、南種子町の無形民族文化財にも指定されています。 |
4 | 3 | 宝満神社赤米お田植祭 | 南種子町茎永宝満神社 その年の豊作を祈願して、赤米のお田植祭を行っています。この祭は、鹿児島県の無形民族文化財にも指定されています。 |
7 | 中旬 | 横山盆踊り | 西之表市横山神社 阿久根千代女の霊を祀った踊りで、鹿児島県の無形民族文化財に指定されています。 |
7 | 下旬 | 太鼓山 | 西之表市八坂神社 太鼓山は、種子島鉄砲まつりの前半に行われています。八坂神社で墓前祭が行われたあと、太鼓山行列が行われ、白装束の若者が中心となって太鼓山を担ぎ、八坂神社を出て市街地を通り、下西塰泊漁港の王之山神社まで行き、再び八坂神社まで帰ってきます。 |
8 | 15 | 広田石塔祭り | 南種子町広田石塔祭り場所 各家から小かごにバショウやエンガ(ホウセンカの花)などを刻んだものやマキ(ハナミョウガの葉に米の粉をくるんで作った一種の団子)、線香などを持って集まり、先祖の霊を供養するものです。 |
8 | 16 | 西之本国寺盆踊り | 南種子町西之本国寺 毎年お盆の終わる8月16日の午後3時から奉納されます。西之本国寺盆踊りは、西之校区に8部落あるので、持ち回りで2部落ずつ奉納しています。したがって、4年に一度廻ってくることになります。 |
10 | 中旬の日曜日 | なぎなた踊り | 西之表市、南種子町で主に踊られています。 なぎなた踊りは、百姓の娘が団七武士への父の敵討ちの様子を踊ったものです。武士と対決する踊りです |
10 | 第3日曜日 | 棒踊り | 西之表市安納神社、安城諏訪神社、その他島内全域 安納神社の秋季大祭で奉納されている棒踊りです。六尺の棒と三尺のカマを持って踊ります。 |
10 | 第3日曜日 | 獅子舞い、棒踊り | 西之表市古田豊受神社 古田に伝わる獅子舞い、棒踊りを願成就で、午前、午後奉納しています。獅子舞いは、鹿児島県の無形文化財に、棒踊りは、西之表市の文化財に指定されています。 |
10 | 中旬の日曜日 | ヤートセー、他 | 南種子町島間向方神社 秋季大祭で、島間の各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。(隔年ごと〜奇数年実施、偶数年お休み) |
10 | 中旬の日曜日 | はなのかずかず、くらまぐち | 南種子町下立石塩屋神社 秋季大祭で、はなのかずかず、くらまぐちを交互に奉納しています。(奇数年〜はなのかずかず、偶数年〜くらまぐち) |
10 | 旧暦9月9日 | はなのかずかず、くらまぐち | 南種子町上立石廣濱神社 秋季大祭で、はなのかずかず、くらまぐちを交互に奉納しています。奉納場所は、公民館、神社境内、恵比寿岩屋、公民館で1回ずつ奉納しています。(奇数年〜はなのかずかず、偶数年〜くらまぐち) |
10 | 24 | めん踊り | 西之表市住吉深川神社 深川神社の秋季大祭で、タオルで頬被り、手製のひょっとこの面をつけステテコ、寝巻きみたいなものを身に付け、そして腰にひょうたんをつけたこっけいなめん踊りを奉納しています。(隔年ごと〜奇数年実施、偶数年お休み) |
10 | 下旬 | 源太郎踊り | 西之表市住吉神社 源太郎踊りは種子島を代表する郷土芸能で、種子島の各地に、源太郎踊りに似た郷土芸能がありますが、この住吉から広まったと言われています。 |
10 | 下旬 | 棒踊り | 西之表市軍場神社 安納軍場神社の秋季大祭で奉納されている棒踊りです。6尺の棒と3尺のカマを持って踊ります。棒踊りは、西之表市の無形文化財に指定されています。 |
10 | 最終土曜日 | 種子島大踊り、清左口説、他 | 西之表市現和風本神社 秋季大祭で、現和の各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。 |
10 | 最終日曜日 | 種子島大踊り | 西之表市武部向田神社 秋季大祭で、伝承されている種子島大踊りを奉納しています。種子島大踊りは、鹿児島県の無形文化財に指定されています。また、フルバージョンの踊りを奉納しています。 |
10 | 下旬 | 安城踊り、棒踊り、他 | 南種子町茎永宝満神社 秋季大祭で、茎永の各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。(隔年ごと〜偶数年実施、奇数年お休み) |
10 | 下旬 | 安城踊り、棒踊り、他 | 南種子町河内神社 秋季大祭で、上中の各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。(東西ごと実施〜奇数年西、偶数年東) |
10〜11 | 旧暦9月19日 | 安城踊り、棒踊り、他 | 南種子町西之御崎神社 毎年旧暦9月19日の秋季大祭で、西之の各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。 |
10 | 下旬 | おつや口説き | 西之表市立山清和神社 |
10 | 下旬 | 花踊 | 西之表市国上寺之門公民館 花踊は、約600年前、都からの落人が浦田周辺に上陸し、この寺之門地域に定住して、都の思い出を踊りに託して伝えたと言われています。花踊は、西之表市の無形文化財に指定されています。【注意】現座、奉納踊りは行っていません。 |
11 | 中旬 | かぐら、うから | 中種子町野間竹屋野霧島神社 秋季大祭で、竹屋野地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。 |
11 | 15 | ヤートセー、他 | 南種子町島間岬八幡神社 秋季大祭で、島間の各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています。(隔年ごと〜奇数年実施、偶数年お休み) |
11 | 23 | 大踊り、寺踊り、他 | 中種子町熊野神社 熊野神社の秋季大祭で、各地域に伝承されている郷土芸能を奉納しています(不定期)。通常は、寺踊りを奉納しています。 |
11 | 下旬 | 網引き狂言 | 西之表市国上湊恵比須神社 湊の恵比須祭りで、昔から伝承されている郷土芸能「網引き狂言」を奉納しています。現在は行われていません。 |
12 | 31 | トシドン | 西之表市鞍勇、野木平地域 大晦日の夜、小学1、2年生くらいまでの子供のいる家庭にトシドンが現れ、親に代わって子供の教育についてお説教をしてくれる年末行事です。 |