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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
カヤツリグサ科スゲ属の多年草
【 和名・別名・学名 】
弘法芝、Carex pumila
【 撮影日時 】
2015年(平成27年)4月24日(金)/10時30〜52分
【 撮影場所 】
鹿児島県熊毛郡中種子町熊野海岸
【名前の由来】
土の中の根を筆に使ったといわれ、それを弘法大師に例えたもの。更に、コウボウムギより小さいために付けられています。

生態状況

海岸の砂地に、普通に自生するコウボウシバです。高さは10〜20センチで、葉の幅は3〜4ミリくらいです。
見た目は、ほとんどコウボウムギと変わりません。
現在、種子島の海岸で群生しています。

  • コウボウシバ
    コウボウシバは、海岸の波打ち際付近まで生えていることがあります。砂地に根を張りだし丈夫に生えています。
  • コウボウシバ
    コウボウシバは、コウボウムギとよく似ています。その違いは、芝の穂があるものがコウボウシバです。
  • コウボウシバ
    写真は、コウボウシバを真上から撮影したものです。コウボウムギと間違うほどよく似ています。
  • 果期のコウボウシバ
    果期のコウボウシバです。地下茎で増殖します。通常グループで群生していることが多いです。上部の小さな穂が雄、下部の穂が雌小穂です。
  • コウボウシバ先端部の雌小穂
    茎の先端部の雌小穂です。丸くふくれています。葉の表面は光沢があります。

2022年(令和4年)5月24日(火)、中種子町熊野海岸で取材した春から初夏にかけて茎の先に穂状花序を出し茶褐色の小穂をつけ淡黄緑色の果苞をつけたコウボウシバの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
コウボウシバ 春から初夏にかけて茎の先に穂状花序を出し茶褐色の小穂をつけ淡黄緑色の果苞をつけた開花風景令和4年〜種子島の植物