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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
イネ科アブラススキ属の多年草
【 和名・別名・学名 】
油薄、Eccoilopus cotulifer
【 撮影日時 】
2016年(平成28年)10月19日(水)/9時36分〜10時04分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市古田上之町農道沿い
【名前の由来】
茎や花序から粘液を出して、油のような光沢があることによります。

生態状況

アブラススキは、通常、里山の少し日当たりの悪い湿り気のある農道沿いで多く自生しています。
日本全土に分布するとされる多年草です。
【注意】文中の数値は、撮影時の実測値です。

  • アブラススキ
    アブラススキの花期は、9〜11月です。草丈は、通常、120〜130センチです。高いもので、176センチの大型も見られます。
  • アブラススキの花序
    開花初期の花序です。13〜25.5センチです。枝から先端まで、1〜7センチです。【平成28年10月14日撮影】
  • アブラススキの小穂
    小枝の部分は、1.2〜5.3センチです。穂の長さは、3.5〜4.7センチです。【平成28年10月14日撮影】
  • アブラススキの茎
    茎は、根元付近でやや曲りそのあとはほぼ直立です。根元付近に直径は、7〜8ミリです。
  • アブラススキの花序
    花序は、枝垂れることが特徴です。花序の長さは、26.3〜28.0センチです。枝の数は、43本前後です。
  • アブラススキの葉
    葉の長さは、11.5〜79.5センチで、幅は、1.2〜2.3センチの線形です。葉の裏には、白い毛があります。縁は、ススキほどざらつきはなく、また、葉もやわらかいです。
  • アブラススキ根元の茎
    根元を撮影したものです。ほかのススキとの違いは、株を作らないことです。それぞれ違う場所から茎を出しています。

2022年(令和4年)10月11日(火)、西之表市古田能野線、平松鞍勇線で取材した、秋のころ茎の上部に枝垂れた穂状花序を出し小穂を多数つけたアブラススキの開花風景を紹介しています。なお、AIナレーションで案内しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
アブラススキ 秋のころ茎の上部に枝垂れた穂状花序を出し小穂を多数つけた開花風景令和4年 AIナレーション案内〜種子島の植物

2016.10.20〜