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草花・植物の諸データ

【 科・属名 】
ウラジロ科ウラジロ属の常緑多年生シダ植物
【 和名・別名・学名 】
裏白、Gleichenia japonica
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)4月18日(火)/17時23分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市立山古田線沿い、鞍勇池野線沿い
【名前の由来】
ウラジロの由来は、葉の裏が白いことで名前が付けられています。

生態状況

種子島のシダ類の中で、最もポピュラーなものが、このウラジロです。山間部の道沿いで多く見かける常緑性のシダ植物です。
春になると、一斉に新芽を出し、翼を広げたような格好になってきます。ハングライダーの形に見えてきます。
ウラジロは縁起物として扱われ、特に正月の飾り物に使われます。例えば、門松や飾り餅の敷物などに使用します。

  • ウラジロ
    ウラジロの新芽を出す時期は、4〜5月です。成長すると高さは1メートルを超えます。林の縁付近で群生しています。
  • ウラジロぜんまい状の新芽
    春の雑木林の縁付近で、ぜんまい状の新芽を出します。中心部は枝分かれしています。【平成31年3月17日撮影】
  • ウラジロ枝の分岐
    これより更に成長すると、二つに枝分かれします。そして、ここで上への成長を休止します。【平成31年3月17日撮影】
  • ウラジロ葉
    ウラジロの葉です。羽状の葉がほぼ対生しており、その数は、34個前後です。
  • ウラジロ葉・茎
    成長が止まると、新芽は横斜め方向に伸びます。そして、羽状になる葉に成長します。【平成31年3月17日撮影】
  • ウラジロ若葉
    山間部の道沿いや農道沿いで、少し乾燥した土手沿いで見かけます。春先に一斉に枝を伸ばす頃には、翼を広げている様子は戦闘隊などに見えてきます。【平成23年5月4日撮影】
  • ウラジロ葉・茎
    雑木林の縁付近で群生しています。Yの字の形をした光景が見られます。【平成31年4月6日撮影】

2021(令和3)年4月2・6日(火・金)、西之表市古田十三番曲川線、古田能野線で取材した春に羽状の基部から新芽が伸びてYの字の形をした若葉のウラジロ科ウラジロ属の常緑多年生のシダ植物ウラジロの風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
ウラジロ 春に羽片の基部から新芽がY字形に伸びた風景〜種子島の自然

2013.12.15〜