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樹木の諸データ

【 科名 】
マメ科ハギ属の落葉低木
【 和名・別名・学名 】
蝦夷山萩/別名ヤマハギ、Lespedeza bicolor
【 撮影日時 】
2016年(平成28年)9月30日(金)/10時02分〜10時04分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市伊関又延道沿い、古田番屋峯市道沿い
【 その他 】
***

生態状況

エゾヤマハギは、日当たりのよい道路の法面でよく見かけます。高さは、1.5〜2メートル程度です。
エゾという名前が付くので、北海道だけかと想像されますが、日本全土に自生しているとされます。法面の傾斜地に生えているので、一般的に枝がしだれています。
紫と白の色合いが鮮やかで素敵です。種子島でも県道、林道、市道沿いで、車窓からも観察できます。

エゾヤマハギ

花期は、8〜10月です。里山の道沿い法面、土手付近で、多くの花をつけ、枝垂れている様子は、見事なものです。

エゾヤマハギ白い花

枝分かれした先端部に多くの花をつけます。葉は、互生し、3出羽状複葉です。

エゾヤマハギ

葉は、楕円形で、先が丸いのが特徴です。花は、葉腋から花柄を伸ばして総状花序に。そして、直径1.5センチの紫紅色の蝶形の花をつけます。

エゾヤマハギ群生

傾斜地に生えているので、茎はよく分枝し、枝垂れます。その風情が素晴らしいです。小葉は長楕円形で、先が丸みを帯びています。【平成20年9月13日撮影】

エゾヤマハギ開花前のつぼみ

道沿いで、枝垂れ咲いてる様子は、その美しさに思いを寄せてしまいます。

なお、エゾヤマハギは、日本全土で見られるといいます。園芸品種のミヤギノハギに似ていますが、葉の形が違います。【平成20年9月13日撮影】

エゾヤマハギ群生

10月になると、花も残っていますが、扁平な果実が多くついています。【令和3年10月2日撮影】

エゾヤマハギ開花前のつぼみ

一般的に、道路改善工事のあとに生えてくるともいわれています。写真は、その幹です。褐色で、毛などはありません。【令和3年10月2日撮影】

エゾヤマハギ開花前のつぼみ

葉は、楕円形で先は尖りません。幹に近いほど卵形です。葉の表裏面に毛はありません。【令和3年10月2日撮影】

※ 2021年(令和3年)9月23日(木)、西之表市野間十三番西之表線曲川の道沿いで取材した、秋のころ葉腋に総状花序を出し、紫紅色の蝶形の花を多数咲かせたマメ科ハギ属の落葉低木エゾヤマハギの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
エゾヤマハギ 秋のころ葉腋に総状花序を出し紫紅色の蝶形花を多数咲かせた開花風景〜種子島の自然

2013.12.18〜