マルバニッケイは、種子島を代表する花木のひとつです。海岸に自生し、防風林としての役目を持っており、地元でも大切に扱われています。なお、名前の由来は葉が丸いことで付けられています。街路樹や庭木として大変人気のある樹木です。
とにかく塩害にも強いし、季節風にも強いし、弱いところがありません。一般的にマルバニッケイは、樹高6メートル以下がほとんどです。
初冬のころのマルバニッケイです。写真のごとく、幹は全般的に曲がりくねっています。
マルバニッケイは、希少植物に指定されていると聞きます。しかし、種子島ではどこの海岸でも自生しています。ちょっと、首を傾げるくらいです。
真冬は、強い季節風が吹き荒れ、厳しい塩害には耐えられません。立ち枯れが数多く見られます。自然の厳しい地域もあるのです。
早春のころのマルバニッケイです。海岸に自生しているので、季節風の影響を受けます。葉も傷んだものが多いです。【平成23年3月20日撮影】
初夏のころ薄緑の白い花を咲かせます。この頃だけは、鮮やかな新緑の葉が見られます。 【平成21年6月14日撮影】
海岸の岩場の隙間に根付いているマルバニッケイです。樹高は1メートルもなく、海岸の厳しい環境に耐えています。【平成23年10月29日撮影】
※ 2021年(令和3年)6月2日(水)、西之表市国道58号線下石寺海岸で取材した梅雨時期に小枝の先端の葉腋に花序を出し薄緑色の小さい花を咲かせたクスノキ科ニッケイ属の常緑亜高木のマルバニッケイの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【マルバニッケイ 梅雨時期に小枝の先端の葉腋に花序を出し薄緑色の小さい花を咲かせた開花風景〜種子島の自然】