暖地に自生するヤナギイチゴです。種子島の雑木林で、まばらに見かけます。初春に花を咲かせ、初夏にオレンジ色の果実をつけます。
寒さにも強く、鉢植えなど人気のある花木です。場所によっては、冬枯れで葉の色が黄色く変色しているのもあります。
初夏にオレンジ色の果実を幹や小枝には、蜜につけているのが特徴です。
写真の場所は、内陸部の川岸です。水気のある場所で自生していることが多いです。
果実の大きさは、直径8ミリ前後です。果実は食べられ、美味しいといわれています。
幹は、よく枝分かれし小枝を出します。樹皮の色は暗黒色です。そして、横に筋が通っています。また、表面はざらついています。
葉は、小枝に互生し、長さ8〜10センチ、幅は2〜2.5センチの細長い披針形です。縁には、小さい鋸歯があります。
ヤナギイチゴは、春に花を咲かせますが、種子島は暖地なので、2月には開花し始めます。【平成22年2月12日撮影】
※ 2021年(令和3年)5月29日(土)、西之表市古田十三番曲川線沿いで取材した春の開花し、初夏のころオレンジ色の果実を幹や小枝に蜜につけたイラクサ科ヤナギイチゴ属の落葉低木ヤナギイチゴの果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ヤナギイチゴ 梅雨時期にオレンジ色の果実を幹や小枝に蜜につけた果実風景〜種子島の自然】