樹木の諸データ
- 【 科名 】
- マメ科ジャケツイバラ亜科のつる性落葉低木
- 【 和名・別名・学名 】
- 蛇結茨、学名 Caesalpinia decapetala var. japonica
- 【 撮影日時 】
- 2017年(平成29年)4月21日(金)/8時48分〜8時50分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市塩屋牧道沿い
- 【 その他 】
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生態状況
つる性の落葉低木で、雑木林の縁や内部などに生えています。四月になると、鮮やかな黄色の花を咲かせてくれます。どこでも生えているということではなく、場所が限られています。
昔から「美しい花にはトゲがある」と言われていますが、ジャケツイバラには、もちろん鋭いトゲがあります。花に近寄る時は、特に注意が必要です。痛い目に遭わないように気をつけてください。
開花時期は、4〜5月です。四月中旬ごろに、ほぼ100パーセントの開花になります。いくつもの黄色の総状花序が素晴らしいです。
つる性ですので、他の樹木の枝の間に枝を伸ばしその先端部に花を咲かせています。したがって、他の樹木が枝などを支えていることになります。
長い花序を立ち伸ばして鮮やかに花を咲かせ花弁は、マメ科の特徴的な蝶形ではなくて、左右対称になっています。
総状花序の高さは、20〜35センチです。下部の方から開花します。開花時期は、遠くからでもよく目立ちますが、咲き終るとほとんど目につきません。
幹や枝には鋭いトゲがあります。近寄る場合は、特に注意が必要です。【平成21年4月11日撮影】
真夏には、豆果が黒く熟しています。すでに豆果が割れているのもあります。【平成21年7月21日撮影】