キリの原産国は中国といわれています。昔は、日本でも栽培されていたという樹木で、それが野生化したものだといいます。
キリは、何と言っても嫁入り道具の桐タンスとして、あまりにも有名です。その理由は、軽さと、燃えにくさ、そして木目が美しいことです。
キリは、落葉樹の高木です。写真のキリは、7メートル前後で決して高くはありません。
初夏になると、釣鐘状の5裂した薄紫色の花びらを、多数咲かせてくれます。4月下旬ごろが、花の見ごろを迎えています。
枝から葉をつける小枝を出します。その先端部に葉柄を出しハート形の葉を対生につけます。
新緑の頃にも、まだ、割れた果実が残っています。写真でも所々残っているのが確認できます。
【注意】現在、この場所のキリはありません。切り倒されています。【平成21年4月26日撮影】
4月下旬ごろの開花した状況です。釣鐘状の花が独特です。【平成21年4月26日撮影】
樹皮です。全般的に白っぽいですが、まだら模様があります。この付近はまっすぐです。【平成21年4月26日撮影】
開花が終わると、秋には次第に果実が熟してきます。素手の大きな果実になっているのもあります。【平成21年9月10日撮影】