種子島の花木・樹木を多数紹介していますが、やはり種子島で忘れてならないのがガジュマルです。ここで紹介するものは大木ではありません。
クワ科の常緑高木で、日本では小笠原諸島、南西諸島に分布し、海外では、熱帯アジアに広く分布しています。大きな特徴は、幹や枝から多数の細い気根を垂らし、地面に届くと支柱根になります。こうなると、幹と枝の区別が難しくなります。
写真は、西之表市下能野神社のものです。以前は、アーチ状になっていましたが、現在は、神社側の幹を切り倒しており、ごく普通のものになっています。
写真は、2006年7月25日に撮影していたものです。完全にアーチ状になっており、見ごたえのあるものでした。現在は、左側の幹が切り倒されています。【平成18年7月25日撮影】
新緑の頃になると薄緑色の花のうをつけています。花を咲かせている様子は、あまり見たことがありません。【平成21年5月4日撮影】
葉は、光沢のある楕円形で先端部はやや尖っています。肉厚のある葉です。【平成21年5月4日撮影】