種子島では、海岸付近や内陸部の山間部でも見られます。島内では、「ヒサカキ」をしば花と呼んでいます。枝を切り落として、仏壇やお墓の花の代用として用いられています。
庭木にも適していますが、種子島では、無人市場がたくさんありますが、そこで売られていることもあります。
林道沿いのヒサカキです。樹高は、6メートル前後です。人気のない場所では、見栄えも上々です。
開花時期は、2〜4月です。写真のものはまだ開花していません。根元から2本の幹が出て、右は分岐して伸ばしています。大型のヒサカキです。
樹皮は、灰褐色で所どころ白いまだら模様があります。表面はややツルツルしています。幹の直径は約15センチです。
春になると、若葉が紅色に染まってきます。このころ生け花として、市場に出回ることになります。【平成22年4月2日撮影】
真冬の寒い時期に、小枝の互生した葉の腋に白い花を咲かせます。このころ葉は茶色に染まっていません。【平成24年2月26日撮影】
葉は披針形で固くて丈夫です。また、縁には鋸歯があり、やや茶色に染まっています。そして、谷折りになっています。【平成24年2月26日撮影】
※ 2022年(令和4年)3月20日(日)、中種子町県道76号線二十番、砂中で取材したヒサカキの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ヒサカキ・しば花 初春のころ枝の葉腋に下向きに雄花・雌花をつけ白い花を蜜に咲かせた開花風景〜種子島の植物】