樹木の諸データ
- 【 科名 】
- グミ科グミ属の常緑低木
- 【 和名・別名・学名 】
- 苗代茱萸、学名 Elaeagnus pungens
- 【 撮影日時 】
- 2010年(平成22年)2月12日(金)/14時48分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市立山植松市道沿い
- 【 その他 】
- 苗代時期に実が赤く熟すので名前が付けられています。
生態状況
ナワシログミは、海岸付近で見かけるグミです。塩害にも強く枯れることがなく、枝はやや黒っぽくて、つるみたいに伸びています。葉の表面は、緑色でつやがあり、全般的に葉の裏へ反り返っています。種子島では、少し内陸部でも生えています。一般的に、花期は10〜11月です。
年が明け、5月になると、赤く熟した果実ができます。ちょうど本土では田植え時期です。この時期に実がなるので、名前の由来になっています。
2月のころ海岸付近では、果実がすでに赤く熟していることもあります。枝に密につけています。
開花が終わると、次第に実を付けていきます。その数に圧倒されてしまいます。枝には、鋭いトゲがあるので、近づく場合は刺されないよう注意が必要です。
晩秋になると、写真のとおり淡い白色の花を咲かせます。花びらをよく見ると、茶色の斑点が多数ついています。
葉は、楕円形で先端部および基部ともに丸くなっています。色々種類もあります。写真のごとくやや丸みのものもあります。葉の裏は薄茶色で、表と裏では色違いです。葉の裏側は、小さい褐色の斑点が多数あります。葉の脈も褐色で、はっきりしています。【平成24年1月27日撮影】