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樹木の諸データ

【 科名 】
スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木
【 和名・別名・学名 】
白山木、学名 Viburnum japonicum Spreng
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)4月12日(水)/11時49分〜11時51分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市伊関沖ヶ浜田道沿い
【 その他 】
***

生態状況

種子島の水田や畑付近の雑木林に生えています。種子島全域で見られ、初春に白い花を多数咲かせてくれます。二月になると、海岸付近では暖かいのか、開花の準備をしています。また、この時期には、赤い果実もまだ残っているのも見かけます。

樹高は、5メートル以下の低木で、幹もそれほど太くはありません。ハクサンボクは、庭木として大変人気があります。花びらをよく見ると、直径は7ミリで5枚ついています。そして縦に3本のシワ或いは筋みたいなものがあります。したがって、花びらが立体的に見えます。また、花の枝は7本で、放射状の6本と垂直に1本です。この集まりが全体の花を形成しています。なお、花びらに近づき匂いを嗅いでみると、少し生臭い匂いがします。

アブラギリ若葉

新緑の頃になると、葉は瑞々しい緑色で、かなり光沢もあります。種子島の各地の道沿いで観察できます。ガマズミに比較して、多数生えており、見る機会は多い樹木で、特に南種子町で、多く見かける樹木です。

アブラギリ開花前

開花時期は、3〜5月です。小枝の先端部に密に集合花をつけます。花はきれいですが、匂いは生臭い香りです。

アブラギリ熟した果実

葉は対生し、枝の先端部に球形状の散状花序をつけます。それが、こんもりとした感じです。

アブラギリ初夏のころの低木

散状花序は、やや黄色く色づいています。周囲に臭いを発散差せています。

アブラギリ初夏のころの低木

二月の中旬を過ぎる頃には、枝の先端部を見ると、新芽と開花前のつぼみがたくさん付いています。開花前は、赤い果実を残していることもあります。【平成24年2月26日撮影】

アブラギリ初夏のころの低木

開花が終わると、やがて、赤い果実をつけていきます。しだいに新緑の葉は、色あせていき、秋には赤みを帯びるようになります。【平成22年4月2日撮影】

アブラギリ初夏のころの低木

開花が終わると、やがて、赤い果実をつけていきます。しだいに新緑の葉は、色あせていき、秋には赤みを帯びるようになります。秋から冬にかけて、赤い果実を楽しめます。光沢のある緑の葉は、ほとんど変色していません。赤い果実は、ガマズミによく似ています。【平成23年12月10日撮影】

※ 2023年(令和5年)3月19日(日)、西之表市古田平松鞍勇線道沿いで、春のころハクサンボクの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

ハクサンボク 春に小枝の先に球形状の散状花序をつけ白い集合花を咲かせた開花風景令和5年3月19日 AIボイスナレーション案内〜種子島の植物

※ 2022年(令和4年)4月1日(金)、西之表市川氏武部線、現和下之町田浦、現和下之町石堂線道沿いで、初春のころハクサンボクの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

ハクサンボク 初春のころ枝の先に球形状の散状花序をつけ密に白い集合花を咲かせた開花風景令和4年〜種子島の自然

※ 2021年(令和3年)3月5日(金)、南種子町川内下中線、県道586号線、県道75号線道沿いで、早春のころ枝の先端部に球形状の散状花序をつけ密に小さい花を咲かせた開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

ハクサンボク 早春のころ枝の先端部に球形状の散状花序をつけ密に白い集合花を咲かせた開花風景〜種子島の自然

2014.9.16〜