ネムノキの原産地は、日本、南アジアといわれています。不思議な樹木です。通常、川沿いで多く見かける花木ですが、普通の雑木林でも生えていることもあります。
夏のころ、川沿いで満開を迎えているのです。しかし、花びらが少しばらけています。花びらは根元が白で先端が薄紫色をしています。遠くから見てもすぐ目に付きます。
夏のころ川岸のネムノキです。枝の先端部に多くの花をつけています。鮮やかな新緑の中で、ピンク色がひときわ目立ちます。
夏のころの花びらを写したものです。糸のように細長いのが雄しべです。一般的には、30個くらいが集まって形成しているとされます。左側の実のようなものは、つぼみです。
葉は互生し、長さは20〜30センチの2回偶数羽状複葉です。、小葉は、25前後対生しています。小葉の長さは、2センチ以下です。【平成21年6月12日撮影】
樹皮は、灰色で盛り上がったり、割れ目があり、幹はまっすぐではありません。川岸のものです。【平成21年6月12日撮影】
夏を過ぎると、次第に果実が熟してきます。最初は、青いのですが茶色に変色していきます。更に熟すと、果実が黒くなります。【平成23年10月8日撮影】