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樹木の諸データ

【 科名 】
クワ科の落葉広葉樹
【 和名・別名・学名 】
島桑、学名 Morus austraris
【 撮影日時 】
2014年(平成26年)5月2日(金)/9時50分〜9時52分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市鞍勇池野線沿い、ほか
【 その他 】
***

生態状況

海岸付近に生えているシマグワです。初春に薄黄色の穂状の花を咲かせます。シマグワの樹高は、ほとんどが8メートル以下が多いです。種子島では大木は見かけません。幹は全般的に白っぽいです。

種子島は養蚕が盛んだった時代もありました。クワの木は、大事に扱われてきたのです。その時代に、蚕の成長を祝う「このみやじょう」とか、「蚕舞い」とかの行事も行われてきました。

現代でもその伝統行事は、しっかりと受け継がれてきています。島民は、クワの木の成長を大事に見守ってきたのです。

シマグワ

5月上旬の状況です。枝にたくさんの果実をつけています。薄い赤色です。

果実をつけたシマグワ

葉腋から花序の柄が出て、それが果実になっています。その果実には、多くの毛があります。

開花したシマグワ

4月になると、葉腋に穂状花序の柄を出し、小さい薄黄色の花を咲かせてきます。【平成23年4月2日撮影】

果実をつけたシマグワ

開花が終わると、次第に実になります。最初は写真のごとく緑色になっています。【平成22年4月2日撮影】

多くの果実をつけたシマグワ

初夏のころ実が白色から赤紫色に変化し熟します。夏になると、真赤に熟した果実をたくさんつけています。子供の頃、桑の実を唇が紫色になるまでよく食べていたものです。【平成24年5月4日撮影】

2024年(令和6年)5月10日(金)、西之表市二本松十三番線沿いで取材したシマグワの果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

シマグワ 初夏のころ枝の葉腋に白色から黒紫色に熟した実を木全体につけた果実風景令和6年 AIナレーション案内 - 種子島の樹木・花木

2021年(令和3年)4月19日(月)、5月6日(木)、南種子町長谷大浦線沿い、西之表市岳之田県道76号線、古田平松、上之町曲川線、十三番鞍勇線、古田発電所線沿いで取材したクワ科クワ属の落葉広葉樹シマグワの白い果実、赤い果実、熟した赤紫色の果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

シマグワ 初夏のころ実が白色から赤紫色に変化し熟した果実風景〜種子島の自然

2020年(令和2年)5月18日(月)、西之表市鞍勇池野に通じる道沿い、能野入口、番屋峯、屋久川、立山、野木県道沿いで取材したシマグワの熟した果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

シマグワ 初夏のころ熟した果実風景〜種子島の自然

2014.10.8〜