ハイネズは、日本の海岸線で見られる常緑低木の針葉樹です。海岸線の砂浜の陸地に自生しています。その自然美に、庭木として人気があります。
海岸線の砂地の土手付近で群生し、それが無数に広がっています。まるで、じゅうたんを敷きつめたようになっています。その光景に思わず感動です。
強い季節風や潮風にも耐えながら枝を地面に這わせ伸ばします。砂山が崩れると、根がむき出しになります。
葉は、3輪生し、鋭い針みたいなのが特徴です。これに刺されると痛いですので、近づく場合は注意が必要です。写真のものは、先端部を立ち上げています。【平成29年4月21日撮影】
葉の先端部を撮影したものです。1本の葉は鋭く尖っているのが確認できます。【平成29年4月21日撮影】
ハイネズの花期は、4〜5月です。赤褐色の花を無数につけます。大きさは、直径7ミリ前後の球形です。そして、秋には白い果実をつけます。
この果実は昨年の秋に熟したものです。それが春まで残っているのです。そして、夏から秋にかけて黒く熟すといわれています。
砂浜に深く根は下ろし、地面を這うように伸ばしています。この時期は、花と果実を同時に見ることもできます。
※ 2022年(令和4年)5月19日(木)、中種子町納官原之里海岸で取材したハイネズの自然美風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ハイネズ 砂浜の陸地で地面を這うように伸ばしてじゅうたんを敷きつめたようになった自然美風景令和4年〜種子島の植物】