ヤクタネゴヨウは、マツ科マツ属の針葉樹で、種子島と屋久島にしか自生していない五葉松です。普通のマツの葉は、2本の葉が出ていますが、ヤクタネゴヨウは呼んで字のごとく、五本の葉が出ているので、名前がつけられています。
現在、種子島には、200〜300本のヤクタネゴヨウが自生しているといわれています。その数が少ないことから、環境省の絶滅危惧植物に指定されています。
写真のヤクタネゴヨウは、古田広掛のものです。このホームページをご覧になった方からの情報で撮影したものです。杉林の中にそびえたっていましたが、現在は、周囲の杉を間伐整理しています。幹の直径は80〜90センチくらい、樹高は約15メートルです。
下から見ると、かなり枝が傷んでいます。また、葉も少なくなっています。枯れないように管理が必要です。
周辺の状況です。古田安城線から約600メートル入り込んだ位置にあります。
西之表市国上大田部落にあるヤクタネゴヨウです。樹高22メートル、幹まわり2.3メートルの大木です。ヤクタネゴヨウは少し傾斜していますが、幹はほぼ直線です。【平成18年4月20日撮影】
中種子町郡原のヤクタネゴヨウです。樹高は20メートル、根回り3メートル、樹齢150年以上といわれています。【平成19年3月3日撮影】
※ 2019年(令和元年)4月4日(木)、西之表市安城大野大川田川沿いにそびえ立つ種子島と屋久島に自生する絶滅危惧植物ヤクタネゴヨウを紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【大川田川のヤクタネゴヨウ 種子島の絶滅危惧植物 自然音収録!】