西之表市鞍勇の下西林道沿いのイヌガシです。花期は4〜5月が通常ですが、種子島は暖かいので、春には、紅色の花を咲かせます。少々日当たりの悪い場所のイヌガシです。
イヌガシの樹高は、約4メートルの低木です。幹が3本出ており直径は10センチ以下です。自生している数が少ないので、通常の道沿いで見かけることはほとんどありません。
初春のころの花を咲かせます。雄しべの紅色が特に目立ちます。やがて、秋には果実が熟します。【平成24年3月3日撮影】
枝を折って匂いを嗅いでみると、タブノキの匂いがします。つぼみは葉の付け根付近からでています。【平成24年3月3日撮影】
葉はほぼ対生し、披針形〜楕円形です。葉腋に花を咲かせます。2月下旬ごろの状況です。
幹から出た小枝の状況です。よく枝分かれして広がります。木は堅くありません。
イヌガシの幹です。直径は10センチ以下の小高木です。全体的に白っぽく、まっすぐに伸びています。