樹木の諸データ
- 【 科名 】
- ブナ科クリ属の落葉高木
- 【 和名・別名・学名 】
- 栗、学名 Castanea crenata
- 【 撮影日時 】
- 2014年(平成26年)9月23日(火)/10時01分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市古田一位山付近、ほか
- 【 その他 】
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生態状況
クリの原産地は、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカの4大大陸といわれています。早春のころ、道路沿いを走ると、淡黄色の花序がしだれた花が目につきます。雑木林の中で、ひときわ目立ち、遠くからでも確認できるほどです。秋には、果実が付き熟して割れて、いがの中から栗の実が見えてきます。通常、自然の中で採れる栗の実は、栽培されているものに比較して小さいです。
初秋のころのクリの木です。樹皮は、縦に大きな裂け目があるのが特徴です。
早春のころです。長い花序を出して花を咲かせているのです。近寄ると、花粉の匂いでしょうか。独特の匂いが漂っているのです。【平成21年3月30日撮影】
幹です。途中から小さい枝が出ていることもあります。そして、縦に大きく割れて荒々しさが感じられます。
初秋のころ、里山の道に実が熟して大きく割れて落下していることもあります。割れて落下するときに実はなくなっています。自然のものは実が小さいです。
夏の終わりごろになると、扁平な球形状のいがの実が大きく熟してきます。まだ、いがに割れ目は入っていません。【令和3年8月29日撮影】
各小枝の中心付近に熟したいがの実を1個つけています。【令和3年8月29日撮影】
小枝につけた熟したいがの実です。すでに殻が割れて中の堅果が見えています。通常、殻の中には、1〜3個の堅果ができています。【令和3年9月1日撮影】