オオバヤシャブシは、通常、道沿いで生えています。樹高は、5メートル未満のものが多いです。道路改善工事跡地でよく見かける樹木です。その特徴は、やせた土地でも丈夫に育つことです。したがって、砂防用に利用されることが多いのです。
開花が終わると、夏には緑の果穂をつけます。多量のタンニンを含んでいることで黒色染料の材料にもなるといいます。また、オオバヤシャブシの葉は、はっきりしたスジができており、周囲は鋸歯があります。
夏の頃、すでに黒くなった前年の果実も残っています。
2月には、小枝に穂状花序を出します。まるでネコヤナギみたいな花をたくさんつけています。しかし、葉はほとんど芽の状態です。【平成23年2月28日撮影】
早春のオオバヤシャブシは、開花したものや前の年に熟した果実などが残っています。【平成23年2月28日撮影】
幹は、灰色です。まっすぐのものはなく、全般的に曲がりがあります。枝分れも多いです。
秋を過ぎると緑の果穂は、しだいに黒く変色します。真冬には乾燥しきった黒い果実になっています。【平成24年1月23日撮影】
※ 2022年(令和4年)3月15・16日(火・水)、中種子町県道76号線二十番、古田七番の道沿いで取材したオオバヤシャブシの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【オオバヤシャブシ 初春のころ小枝に穂状花序を出し黄緑色の花を咲かせた開花・果実風景令和4年〜種子島の植物】