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樹木の諸データ

【 科名 】
ヤナギ科イイギリ属の落葉高木
【 和名・別名・学名 】
飯桐、学名 Idesia polycarpa
【 撮影日時 】
2011年(平成23年)12月10日/12時28分
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市古田二本松市道沿い、ほか
【 その他 】
***

生態状況

イイギリは、通常、山間部の谷付近(川沿い)の湿っぽい場所に生える落葉樹の高木です。春になると、鮮やかな新緑の中に、花を咲かせてくれます。淡い黄色の花です。新緑の頃、小さい緑の花をつけています。やがて、初夏には、枝垂れるように枝いっぱい花を蜜に咲かせます。

イイギリの多数の房状の赤い果実

初冬には、気温の低下とともに次第に葉が落下していき、赤い果実だけが残ることになります。

イイギリの多数の房状の赤い果実

秋になると見ごろを迎えます。赤く熟した果実が房状になり、垂れ下がっているのです。果実の大きさは約1センチです。中にたくさんの種子が入っています。

イイギリの多数の房状の赤い果実

晩秋のころです。すでに真っ赤な果実が目立ちます。葉の緑と真っ赤な果実とが同時に見れます。また、葉の色も一部色づき始めています。【平成22年11月7日撮影】

新緑の頃のイイギリの葉・つぼみ

4月上旬です。新緑が瑞々しいです。葉の付け根には、つぼみが多数ついています。【平成24年4月8日撮影】

イイギリの房状の花序

初夏に房状の花になっています。周囲には、花粉状の匂いが漂っています。まさに自然の匂いです。【平成21年5月5日撮影】

イイギリの房状の緑の果実

開花が終わると、房状の果実を枝いっぱい付けます。写真では、その一部だけを写していますが、木全体を見ると、ものすごい果実の多さに驚きです。【平成21年6月21日撮影】

2023年(令和5年)12月1〜3日(金〜日)、西之表市小浜柳原線、古田広掛林道、十三番鞍勇線沿いで取材した、初冬のころ鈴なりに熟した赤い果実が房状に垂れ下がった果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

イイギリ 初冬のころ鈴なりに実った赤い果実を垂らした驚異の房状の果実風景令和5年 AIナレーション案内〜種子島の自然

※ 2021年(令和3年)11月25日(木)、西之表市県道58号線河隅橋で取材した、初冬のころ鈴なりに熟した赤い果実が房状に垂れ下がった果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

イイギリ 冬のころ川岸で赤く熟した果実が房状に垂れ下がっている果実風景〜種子島の自然

※ 2021年(令和3年)5月4日(火)、西之表市古田十三番曲川線沿いで取材した初夏のころ、枝先に円錐花序が垂れ下がって花を咲かせた開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

イイギリ 初夏のころ枝先に円錐花序が垂れ下がって花を咲かせた開花風景〜種子島の自然

※ 2020年(令和2年)11月19日(木)、西之表市岳之田甲女川沿い、岳之田武部線沿い、古田平松で取材した初冬のころ鈴なりに熟した赤い果実を房状に垂れ下がった果実風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

イイギリ 初冬のころ鈴なりに赤く熟した果実が房状に垂れ下がった風景〜種子島の自然

2014.9.19〜