サンゴバナの原産地は、ブラジルといわれています。日本には、江戸時代末期に観賞用として栽培するために導入されています。それが、いつの間にか野生化して生えているものです。
開花時期は、5〜9月で、茎の先端部に円錐状の穂状花序をつけます。淡いピンク色の花を咲かせます。
花序の長さは、10〜15センチで、穂状に花をつけ、花先は上下に裂けて唇状です。上唇はさらに2裂、下唇は3裂しています。
写真は、根元を撮影したものです。茎の直径は、10〜15ミリです。また、茎には節みたいなものがあります。
葉は対生し、濃い緑色で、長さ10〜25センチ、幅は5〜10センチの卵形で、先は尖っています。また、葉の縁はやや波打って脈が目立ちます。
茎の長さは、100〜200センチで、その先端に花をつけます。茎は、上部で2つに枝分かれして花をつけています。
杉林で、群生しているものです。このように野生化しています。高さも2メートル前後まで成長しています。花期の長いのも特徴です。
※ 2021年(令和3年)8月17日(火)、西之表市古田能野線で取材した野生化したキツネノマゴ科ジャコビニア属の常緑小低木サンゴバナの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【サンゴバナ 夏に茎の先端に円錐花序を出し鮮やかなピンク色の花を咲かせた開花風景〜種子島の自然】