里山の道沿いに、ごく普通に生えています。車窓からも十分確認できます。葉を取り臭いをかいでみると独特の香りが漂ってきます。
真冬になると道沿いで、木全体が鮮やかに黄色く色づき、先端部は、紫色になっています。このころ果実はほとんど落下しています。
秋のころです。樹高は、ほとんど3メートル未満です。道路沿いの斜面に生えていることが多いです。【平成20年10月4日撮影】
幹に互生して葉柄を出し、小葉は、対生して付きます。そして、先端部に1つ付けるので、小葉の数は、必ず奇数枚になります。写真では、成長すると19枚です。【平成20年10月4日撮影】
冬の頃の幹、枝です。サンショウとの違いは、枝および幹に鋭いトゲがありますが、トゲが対にあればサンショウ、互生しているとイヌザンショウです。
夏に花を咲かせていましたが、秋になると、次第に果実が熟してきます。小さい果実ですが、表面は光沢があります。まだ、この頃までは青い果実です。【平成22年10月9日撮影】
秋に青い果実をつけていましたが、気温の低下とともに、果実が黒く熟してきます。よく見ると、青い果実は残っていません。【平成22年11月23日撮影】
※ 2020年(令和2年)8月9・10・11・19日(日・月・火・水)、西之表市鞍勇池野線、鞍勇十三番線、安納川林道、古田鹿之峯で取材した夏に開花したイヌザンショウの開花及び果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【イヌザンショウ 夏のころ枝先に散房花序をだし黄緑色の花を密に咲かせた開花・果実風景〜種子島の自然】