樹木の諸データ
- 【 科名 】
- バラ科キイチゴ属の半つる性の常緑低木
- 【 和名・別名・学名 】
- 焙烙苺 Rubus sieboldii Blume
- 【 撮影日時 】
- 2015年(平成27年)5月6日(水)/11時48〜57分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市古田十三番、七番、国上浦田湾
- 【 その他 】
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生態状況
ホウロクイチゴは、林道でよく見かけます。初春に白い花を咲かせ、初夏に熟してきます。茎や葉にトゲがあり、見栄えはたいへん悪いのですが、熟したイチゴはとても美味しいのが特徴です。
また、熟した実にはすこしヒゲがあります。茎に鋭いとげがたくさんついていますので、近づく場合は、特に注意が必要です。
ホウロクイチゴは、場所によっては、大きな群れをなすことがあります。3月ごろから4月にかけて新芽が出てきます。
ホウロクイチゴの若葉です。これから急速に成長し、大きな群れを成します。ホウロクイチゴの葉は、形が整っており、縁起物として正月用の盛り葉として利用されることもあります。
ホウロクイチゴの花期は、3〜4月です。春に白い花を咲かせますが、次第に花びらは枯れ落ちて、額付近が赤茶色に変色してきます。
5月の下旬ごろになると、果実が熟してきます。この頃最も美味しいホウロクイチゴです。【2008年5月31日撮影】
ホウロクイチゴの葉は、変化に富んでいます。写真のものは葉全体が紅色になっています。
林の縁沿いで大群生することもあります。トゲがあるので、近づく場合は注意が必要です。
種子島では、沿岸沿いにも群生していることがあります。3月には新芽が伸びてきます。【2012年3月23日撮影】