サンゴシトウは、エリスリナ という草木とアメリカデイゴとを交配させてできた植物で、オーストラリアで作られたものです。種子島でも道沿いで見かける樹木です。
花木の中で、赤い花を咲かせるものはほとんどない中で、このサンゴシトウの印象は強いものがあります。
初夏のころのサンゴシトウです。小枝には、多数の花をつけます。葉は互生し、3出で小葉は菱形です。その長さは7〜9センチでやや光沢があります。
枝の先に濃い赤の花を穂状につけ、先端部は小さく咲かせます。花の長さは5センチほどです。如何にも南国の花です。鮮やかな赤というより赤黒いのが目立ちます。
初夏のサンゴシトウです。何といっても赤黒い花びらの色が、落ち着きのある雰囲気を作り出しています。
枝の先端部で小枝が数本出ています。その小枝に濃い赤の穂状花弁がついています。【平成22年5月2日撮影】