樹木の諸データ
- 【 科名 】
- クスノキ科シロダモ属の常緑高木
- 【 和名・別名・学名 】
- 白だも 別名〜シロタブ、学名 Neolitsea sericea
- 【 撮影日時 】
- 2017年(平成29年)4月18日(火)/15時14分、2017年4月25日(火)/9時18分〜9時32分、ほか
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市古田二本松、番屋峯道沿い、その他
- 【 その他 】
- 若葉が白いことで名前が由来しています。
生態状況
シロダモの原産地は、日本、朝鮮半島、中国などといわれています。種子島では山間部の道路を走ると、あちこち見かけますが、ほとんど低木のものが多いです。
タブノキやヤブニッケイによく似た樹木ですが、葉を注意深く見ると違いが分かります。
シロダモの開花時期は、10〜11月です。背丈は、6メートル未満が多いです。春に、薄黄緑色の若葉を傘状に木全体につけます。
通常、春先にこのような若葉の状況を見れます。若葉が傘状になっているので、不思議な雰囲気があります。しかし、シロダモは若葉を過ぎると、ほとんど目立たなくなります。
早春になると、薄黄緑色の花を咲かせたような若葉を観察できます。写真は、若葉のつぼみの状況です。【平成24年3月20日撮影】
薄黄緑色の若葉が垂れ下がる時期に、緑の果実をつけているのもあります。直径5ミリ前後の小さいものです。
晩秋の頃、花を咲かせます。写真は、雌株です。また、この時期になると、果実が赤く熟してきます。また、花と果実を同時に見ることができます。【平成23年12月10日撮影】
真冬のころです。場所によっては、真っ赤な果実を密につけていることもあります。開花して、果実になるまで約1年ほどかかるといわれています。【平成24年1月3日撮影】