通常、海岸付近にたくさん自生しています。地元では、ハマガシ(浜樫)とも呼んでいます。鹿児島県以南に自生しています。早春から初夏にかけて、黄色の総状花序を密につけます。長さは5センチほどで、小さい花を密集して咲かせます。樹高は、ほとんど6メートル未満です。秋にはドングリを付けます。庭木として多く利用されています。
早春のころ、海岸付近で新芽と同時に花を咲かせます。ウバメガシとの違いは、葉の裏に毛があることです。
ここは、恵美之江展望公園周辺の道沿いです。周辺で多く自生しています。
春のころ、木全体が穂状の雄花で垂れ下がっています。葉は、小枝に互生し、楕円形で縁には鋸歯があります。表面は光沢がありやや肉厚もあります。
枝の先端部に、新芽と花序を出しています。それが茶色に染まっています。
海岸付近では、幹や枝が特異に曲がっていることが多いです。この曲りによって、風情のある空間を作っています。
枝の根元を辿っていくと、ケウバメガシの枝に完全にくっついています。中には、オオバヤドリギの果実をつけていることもあるのです。グミの果実がケウバメガシのどんぐりの形に似通っています。【平成24年2月26日撮影】
※ 2021年(令和3年)3月15日(月)、南種子町平山恵美之江展望公園周辺で取材した海岸付近で、早春に黄色の総状花序を密につけ、小さい花を密集して咲かせたブナ科コナラ属の常緑小高木ケウバメガシの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【ケウバメガシ 早春に黄色の総状花序を密につけ小さい花を密集して咲かせた開花風景〜種子島の自然】