樹木の諸データ
- 【 科名 】
- クマツヅラ(シソ)科クサギ属の落葉低木
- 【 和名・別名・学名 】
- 牡丹臭木、学名 Clerodendrum bungei、別名/ヒマラヤクサギ、ベニバナグサギ
- 【 撮影日時 】
- 2019年(令和元年)10月24日(木)/15時53分〜15時56分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県西之表市内
- 【 その他 】
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生態状況
ボタンクサギの原産地は、中国南部といわれています。観賞用及び薬草として栽培するために導入されています。それが、いつの間にか野生化して生えているものです。クサギ同様に、葉や茎などに臭いがあります。
開花時期は、9〜11月で、茎の先端部に淡紅紫色の小さな花の球形状の集合花序をつけます。雄しべが突きだし花を咲かせています。庭木として人気があるという。
花の直径は、16ミリ(実測値)で、5裂しており、外側にそり返っているのが特徴です。その中心部から長い雄しべが出ています。花の長さは25ミリ前後(実測値)です。
写真は、開花した小花、つぼみの状況です。つぼみは、直径4〜5ミリ(実測値)です。
高さは、20〜135センチです。葉は対生し、長さ6〜26cm(実測値)の広卵形で、葉柄は、3〜23(実測値)センチです。低木にしては、かなり下部では大きな葉をつけています。
開花前の状況です。暖地種子島では、晩秋まで花を楽しめます。葉はやや光沢があり、脈がはっきりしています。また、縁には粗い鋸歯があり、先端部はとがっています。
ボタンクサギの幹です。ほぼまっすぐに伸びており、直径は、10〜16ミリ(実測値)で、薄い緑色で、白い荒い斑点が多くあります。
幹の中腹以降には葉は対生し葉柄を伸ばし葉をつけています。葉腋から何か芽を出しています。
やや日陰で湿っぽい場所で群生しています。この付近には、アマクサギも自生しています。