潮間帯に生育するマングローブ樹種のひとつで、種子島には主に3か所あります。西之表市国上湊川河口流域、中種子町南界塩屋阿嶽川河口流域、南種子町平山大浦川流域です。特に、阿嶽川流域は、国の天然記念物に指定されているものです。また、南種子町の大浦川周辺は、種子島マングローブパークとして観光地にもなっています。
その中で、西之表市湊川のメヒルギは、樹高が7〜8メートルのマングローブを形成しています。
大浦川のマングローブは、種子島で一番面積が広いです。樹高は、3〜5メートルです。開花時期は、7〜8月です。
枝先に集散花序を出し、5枚の細長い萼があり、中心部に糸状の白色の花を咲かせます。
枝先のつぼみです。薄い緑色をしています。
花は、直径3〜3.5センチで、花周辺の葉は、数枚が円形に縦についています。また、場所によっては、濃い緑色の葉と薄黄緑色の葉とがあります。
大浦川の川岸のメヒルギ群です。頑丈な根が特徴で、胎生種子は川の流れによって散布されます。
長谷大浦線沿いから撮影したものです。広大なマングローブを形成しています。
長谷大浦線に架かる大浦橋から下流側を撮影したものです。この付近は、「種子島マングローブパーク」として遊歩道を整備してメヒルギなどの景色を楽しめるようになっています。
遊歩道から下流側を撮影したものです。干満によって、マングローブの景色を楽しめます。景色も素晴らしいですよ。
※ 2021年(令和3年)7月8日(木)、南種子町平山長谷大浦線沿いで取材した梅雨時期に枝先に集散花序を出し、5枚の細長い萼があり、中心部に糸状の白色の花を咲かせたメヒルギ科メヒルギ属の常緑小高木メヒルギの開花風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【メヒルギ 梅雨時期枝先に集散花序を出し5枚の細い萼の中心部に糸状の白い花を咲かせた開花風景〜種子島の自然】