アラカシは、雑木林を形成する主な樹木のひとつです。通常、道端の雑木林の縁付近でも見られます。秋には、ドングリをつける代表的な樹木でもあります。
ただ単にカシと呼ばれており、昔は、炭焼きにはなくてはならないものでした。
開花時期は、3〜5月です。しかし、花を咲かせているのはほとんど気づきません。成長すると10メートルを超える常緑の大木になります。
写真は、幹を撮影したものです。樹皮には、浅い筋と少しくぼみもあります。
写真は、若木の枝です。やや枝分かれが多い木でもあります。全般に灰色です。
葉は、葉先ほど粗い鋸歯があります。そして、先端は尖ります。また、表面は光沢があります。
葉の裏面です。光沢はなく、あまり目立たない小さい毛があります。
秋には、葉腋に堅いドングリをつけます。その大きさは直径、1センチほどです。
道端でも普通に見られます。樹高は10メートル以下の若木です。
枝先につけた堅い卵球形のドングリです。長さは、1.5〜2センチです。これが、小枝にびっしりとつけています。
※ 2021年(令和3年)9月22日(水)、西之表市農道池野線、古田御田の道沿いで取材した、秋に小枝の先に多数のドングリをつけた果実風景を紹介しています。
なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。
【樫の実風景 アラカシ 秋に小枝の先に多数のドングリをつけた果実風景〜種子島の自然】