樹木の諸データ
- 【 科名 】
- アカネ科コンロンカ属の常緑低木
- 【 和名・別名・学名 】
- 崑崙花、別名 ハンカチの花、学名 Mussaenda
- 【 撮影日時 】
- 2024年(令和6年)5月13日(月)/11時38分
- 【 撮影場所 】
- 鹿児島県南種子町長谷大浦線道沿い、ほか
- 【 その他 】
- ***
生態状況
コンロンカの原産地は、熱帯アフリカ、アジア、太平洋諸島などとされています。ほとんどが園芸品種です。寒さに弱いため、種子島では、南種子町の一部地域にだけ自生しています。
やや湿地に生え、ほかの樹木などに絡みつき生えていることが多いです。樹高は、ほとんど4メートル以下です。
開花時期は、4〜5月です。枝先に白いがく片の葉腋に散形状の花序を出し、直径1センチほどの小さい薄黄色の花を上向きに咲かせます。
小さい花のため、白いがく片が遠くからでもよく目立っています。樹木ですが、枝先はつる性の特徴を持っています。
葉は対生し、長さ5〜12センチ、幅は3〜7センチの卵形で、縁は波打っており少し光沢があります。
コンロンカの魅力は、花よりも白いがく片がとてもきれいです。林の縁でほかの樹木に混ざって生えています。
種子島では、川沿い、水田の縁、杉林、雑木林の縁付近に生えています。白いがく片だけが目立っています。ツルアジサイなどによく似ています。