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樹木の諸データ

【 科名 】
クマツヅラ科クサギ属の落葉低木
【 和名・別名・学名 】
甘臭木、学名 Clerodendron trichotomum var. fargesii
【 撮影日時 】
2017年(平成29年)5月12日(金)/9時12分〜9時13分、他
【 撮影場所 】
鹿児島県西之表市鞍勇道沿い、他
【 その他 】
***

生態状況

アマクサギの原産地は、日本、中国、朝鮮半島といわれています。アマクサギは、クサギの 変種で、九州南部以南の林縁等に自生する落葉低木です。

クサギ同様に、葉や茎など独特の臭いがあるので名前が付けられています。

夏になると、アマクサギの花が一斉に開花してきます。紅色の萼と白い花びらを付けて最も美しい時期を迎えます。初秋の雑木林を代表する樹木です。

アマクサギ

夏の終わりごろのアマクサギです。小枝に雄しべが突きだした白い花を咲かせています。庭木として人気があるという。【平成23年8月20日撮影】

アマクサギの密に咲かせた花

夏の終わりごろには、枝いっぱいに花を咲かせます。そして、次第に薄紫色に染まります。【平成23年8月20日撮影】

アマクサギの開花

夏の終わりのころです。開花すれば白い花ですが、つぼみのころは、薄紫色に染まって鮮やかです。【平成23年8月20日撮影】

晩秋のころのアマクサギの赤い花

晩秋のころのアマクサギです。萼は、燃えるような真っ赤な色に染まっています。また、花の中心部に黒い果実をつけています。【平成22年11月23日撮影】

真冬のアマクサギの赤い花

真冬のころです。紅赤に変色した萼が鮮やかです。しかし、冬枯れになっており、花が残っているのも少なくなっています。このころには、ほとんど果実は落下しています。【平成22年1月1日撮影】

伐採した後の山のアマクサギ

秋のころの切り出した山の跡地では、切り株付近や傾斜地などで群生しています。ここに立っていると、山の匂いがしてきます。植物であったり、土の匂いであったり、何ともいえない自然な香りです。【平成23年10月1日撮影】

伐採した後の山のアマクサギの群生

切り開いた山では、いち早く群生します。

伐採した後の山のアマクサギ

伐採した後の山では、低木樹木が早く生えてきます。芽や葉が生き生きしています。若葉は、食用にもなります。

※ 2021年(令和3年)8月29日(日)、西之表市農道能野上石寺線、十三番大峯線、古田イチイ山の道沿いで取材した夏の終りごろ枝先に集散花序を出し、白い花を多数咲かせたクマツヅラ科クサギ属の落葉低木アマクサギの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

アマクサギ 夏のころ枝先に集散花序を出し白い花を多数咲かせた開花風景令和3年〜種子島の自然

※ 2020年(令和2年)8月2〜13日(日〜木)、西之表市六番、能野、牧之峯、安納林道沿い、古田住吉線沿い、古田十三番の道沿いで取材したアマクサギの開花風景を紹介しています。

なお、YouTubeでのアドレスとタイトルは次の通りです。

アマクサギ 夏のころ枝先に集散花序を出し白い花を多数咲かせた開花風景〜種子島の自然

2014.9.25〜